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公立化検討中大学の現状⑤美作大学(2025年2月8日現在)

2025年2月4日時点で、公立化を目指す大学は
千葉科学大学/美作大学/長浜バイオ大学/九州看護福祉大学
そして、山形県・酒田市・鶴岡市・庄内町・遊佐町・三川町と公立化に向けてすでに基本合意に達している東北公益文科大学の5大学

これまでに、千葉科学大学

東北公益文科大学

長浜バイオ大学

九州看護福祉大学

今回は、美作大学の公立化に向けた動きの現状について整理する


美作大学 沿革

1915(大正4)年
美作学園創立(津山高等裁縫学校創立)

1951(昭和26)年
美作短期大学創立

1967(昭和42)年
美作女子大学創立 家政学部家政学科に被服学と栄養食品学の2専修を設置

1969(昭和44)年
大学家政学科を家政学専攻と管理栄養士専攻に専攻分離(管理栄養士養成開始)

1978(昭和53)年
美作短期大学を美作女子大学短期大学部に改称
短期大学部が上河原キャンパスに全面移転 

1981(昭和56)年
美作女子大学家政学科募集停止
家政学部に食物学科と児童学科の2学科を設置

1986(昭和61)年
短期大学部家政学科を生活科学科に改称

2000(平成12)年
大学家政学部を生活科学部に改称
福祉環境デザイン学科増設(社会福祉士養成開始)
食物学科が管理栄養士養成施設指定
短期大学部の生活科学専攻募集停止

2001(平成13)年
短期大学部の食物栄養学専攻を栄養学科に改組
短期大学部生活科学科を廃止

2002(平成14)年
短期大学部に専攻科介護福祉専攻を設置

2003(平成15)年
男女共学とし、大学名を美作大学に改称
児童学科が保育士養成施設指定

2008(平成20)年
福祉環境デザイン学科を福祉のまちづくり学科(社会福祉専攻/建築・まちづくり専攻)に改組

2011(平成23)年
福祉のまちづくり学科を社会福祉学科に改組

2025(令和7)年
美作大学短期大学部募集停止

公立化に向けた動き

短期大学部募集停止の決定に続き…美作学園が入学者減少続く美作大学の“公立化”を津山市に要望【岡山】(2024年1月29日)

入学者の減少が続く津山市の美作大学について、大学を運営する美作学園は1月29日、将来の公立化を求め市に要望しました。
要望の実施は、18歳人口の減少や若者の都市部流出により年々入学者が減っていることを受け、美作学園の理事会で決めたものです。
美作学園の藤原修己理事長らが津山市役所を訪れ、谷口市長に要望書を提出。永続的にこの地域で大学が発展、継承されるためには、津山市と一体となった公立化を行うことが望ましいとしています。
(美作学園 藤原修己理事長)
「少子化で学校経営が3年後、5年後の見通しがつかなくなった。私立というより“地域立学園”として存亡にかけてみたい」
(津山市 谷口圭三市長)
「大学の存続は大きな地域課題。重く受けとめて検討したい」
美作大学を巡っては、少子化などの影響で、短期大学部の募集を2025年度以降停止することが決まっています。
(在学生は…)
「公立になると一番はお金。少しでも安くなったら自分たち学生はうれしい」
津山市は今後、要望の内容を精査し、対応を検討したいとしています。

美作大学公立化に向けた署名活動を開始しました(2024年3月26日)

美作大学の設置母体である学校法人美作学園は、2024年1月29日に美作大学の公立化に関する検討についての要望を津山市へされました。そこで、美作大学同窓会、美作大学・美作大学短期大学部後援会もその取り組みに賛同し、美作大学短期大学部同窓会の協力も得ながら署名活動を行うことといたしました。この目標を達成するためには、多くの方々の支援が必要です。
美作大学が将来にわたり存続し地域とともに発展していくため、ご署名へのご協力をお願いいたします。
美作大学同窓会会長 岡本玲子、美作大学同窓会一同
美作大学・美作大学短期大学部後援会会長 髙坂正和、後援会一同

署名活動のお礼とご報告(2024年8月21日)

2024年8月19日(月曜)、美作大学同窓会と美作大学・美作短期大学後援会は29,222筆の署名を津山市に提出いたしました。

地域医療体制を支えるため存続を…津山市医師会が「美作大学」の公立化を求め要望活動【岡山】(2024年11月13日)

18歳人口の減少や若者の都市部流出で入学者が減少し存続が危ぶまれている津山市の美作大学の公立化を求めて、津山市医師会が11月13日、津山市の谷口市長に要望書を提出しました。 津山市医師会の大谷公彦会長らが13日朝、津山市役所を訪れました。 要望書によりますと美作大学は地域に根差していて、存続は地域の発展にとって重要であるとしています。そのうえで地域医療体制を支えるため公立化した大学に医療や看護分野の人材を育成する新たな学部の設置を提案しています。

地元の宅建協会が美作大学の公立化を要望「なくなれば経済に影響」 岡山・津山市(2024年11月28日)

岡山県宅地建物取引業協会津山支部の永禮恭司支部長らが28日朝、津山市役所を訪れ谷口圭三市長に要望書を提出しました。
美作大学を運営する学校法人は、少子化などで志願者数が減少し、存続が危ぶまれるとして、2024年1月、市に大学の公立化を求めていました。
宅建協会は「美作大学がなくなれば学生が暮らすアパートを経営する不動産業者や学生のアルバイト先の企業に大きな影響がある」などとして、公立化による存続と若者から選ばれる魅力ある大学づくりを求めています。

「美作大学」存続のために公立化を 岡山県看護協会が津山市に要望 看護職員の教育課程設置の検討も要望(2025年1月21日)

岡山県看護協会は美作大学は地域文化の発展や人材育成に大きな影響があり、存続は必要であると訴えました。そして公立化への検討とともに、地域医療体制の確保へ、看護職員の教育課程の設置についても検討してほしいとしています。


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