「素直にならないと、素直な子に取られちゃうよ」

Xを見ていたら流れてきたこの言葉はりゅうちぇるが言ったらしい。

りゅうちぇるが言ってた「素直にならないと、素直な子に取られちゃうよ」が、かなりインパクトありましたね。ど正論。ほんとそれ。

— 🏖️くらげ飯店⛱️ (@aydsgengen) June 30, 2021

りゅうちぇるの「素直にならないと、素直な子に取られちゃうよ」ほんとにその通りだから常に私は素直な子に負けないくらいもっと素直でいるの。

— 清楚ちゃん (@_bisyouzyo) December 7, 2021

これは主に恋愛にまつわる話で、

「(〇〇のことが好きだという自分の気持ちに)素直にならないと、(同じく〇〇のことが好きで、その気持ちに)素直な(別の)子に(〇〇を恋人として)取られちゃうよ」

という意であり、好きな人にアプローチをかけようかと迷っている人へ勇気を与える言葉として話題になっている。

しかし、最初に僕がこの文章を読んだ時、上述のものとは異なる解釈をした。そしてそれに基づくと、この言葉は別の側面でかなり良いことを言っていると思った。

「素直にならないと、素直な子に取られちゃうよ」

この言葉に対する僕の解釈は

「(自分の気持ちに)素直にならないと、(他の人に自分のことが)素直な子(であるという風)に(受け)取られちゃうよ」

というものである。

自分が何かに対して抱いている不満を押し殺しそれを主張しないでいると、何事にも文句を言わずに受容してくれる「純粋」、悪く言えば「単純」なやつであるという風に見なされてしまうぞ、というメッセージを伝える言葉なのではないか。

自分に素直にならないと、逆に周りの人からは(良くない意味で)素直だと思われる。

りゅうちぇる本人がこの解釈を想定していたのかは置いておくとして、この「素直」についての構造への気づきを与えてくれた言葉としてメモしておいた言葉だった。