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お弁当は1つ作るのも2つ作るのも手間は同じ
子どものころ、母親が
「お弁当は1つ作るのも2つ作るのも手間は同じ。」
と言っていた。子どものころは、その意味が全く分からなかったが、最近彼女が言ったことが分かるようになった。
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数か月前から、ほぼ毎朝、お弁当を2つ作っている。
1つは、中3長女の昼食として。もう1つは、小4長男の朝食として。
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今の世の中の状況もあり、ここ1~2年は、長男の学校のイベントも軒並みキャンセルになっていた。遠足、社会科見学、美術館訪問などなど。
世の中が大変なことも彼なりに理解しつつ、そのような状況の中で、彼が我慢ならなかったことが、
「遠足行って、お弁当が食べられない」
ということだった。
いつも、おねーちゃんばっかりお弁当食べれてずるい!と思っていたらしい。
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そうした彼の思いを鑑み、数か月前から、お弁当を2つ作るようになった。
冷凍食品は1つだけ温めるところを2つ温め、野菜などは少しだけ多く作って、それぞれ取り分ける。
作る量はほぼ同じなので、お弁当が1つだろうが2つだろうが、手間は全く変わらない。強いて言えば、盛り付ける手間が増えるということか。まあ、気になる程度のことではない。
子どもから喜ばれるのは、親として嬉しい限りであるが、手間がそんなに変わらないということは、もう少し内緒にしておこうと思う。
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お弁当を作るようになって、良かったことが2つある。
1つは、お弁当を通じて、長男がバランスよくいろいろな食材を、朝から食べるようになったこと。もう1つは、炭水化物を食べる量が増えたことだ。
お弁当を作る前は、朝食にパンを食べていて、なかなかいろいろな食材を摂取することができなかった。
しかし、お弁当を食べるようになって、ごはん、卵焼き、主食(主に肉類)、野菜など。色々な彩りの食材を、それぞれバランスよく食べられるようになった。
油分の量が増えたのではないかと心配にはなるものの、朝食の栄養の偏りが少なくなった気がする。
摂取する炭水化物(ごはん)の量も、確実に増えている。
彼はサッカーのゴールキーパーをやっており、チームからたくさん食べて、背を高く、体を大きくするように言われているのだ。
最近長男のお弁当箱に入っているご飯の量が、長女のそれより約1.5倍あるのがバレ始めているが、お弁当にすると普段なら食べられない量も、ペロッと食べれてしまうから不思議だ。
ちりめんじゃこなどと混ぜておけば、同時にカルシウムなども摂取できるし、体作りには一石二鳥である。
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そんなこんなで、数か月続いている、お弁当の2個づくり。
1個作るのも2個作るのも手間は同じ。
お弁当を作る機会があれば、ぜひやってみることをおすすめする。