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医学部医学科の地域枠について

地域枠のメリットデメリットをまとめているのでこんにちは。学習塾栄成の名倉です。

今回は医学部医学科の地域枠についてお話していこうと思います。

医学部受験をされる方でしたら一度は医学部医学科の地域枠について悩んだことがあるのではないでしょうか。

この地域枠の背景には、医療法改正(平成30年7月25日)等があります。簡単に言うと、各都道府県は地域の医師不足や診療科の偏在を解消し、地域の医療提供体制を確保するように通達されました。そこで各都道府県は独自に地域の医療体制を確保するために地域枠などを導入しました。

【地域枠の特徴】
・一定期間決められた地域で医療に従事する必要がある
・奨学金を借りることができる場合がある
・進みたい診療科は限られる場合がある
・入学試験に合格した場合入学を確約する場合がある
・一般枠と併願できる場合がある
・一般枠より合格点が低い場合がある 等々

各大学によって条件は様々なのでしっかりと募集要項を見る必要があります。地域枠の最大の特徴は一定期間決められた地域で医療に従事する必要があることであり、それを気にして一般枠で入ろうとする人が多いように思えます。進みたい診療科が限られることもあるので慎重に地域枠に出願するのかを検討する必要がありますが、地域枠に求められる条件を満たすことができ、一般枠と併願できるのであれば、個人的には地域枠と併願する方が良いと考えます。その理由は、地域枠の方が合格最低点が低いことが多いこと、そして受験には運がつきものであることが挙げられます。特に浪人生にとっては、浪人期間である程度学力の上限を感じていると思います。今年一般枠で不合格になり、来年に一般枠で合格するかわからないのが受験です。問題との相性やその時の体調によっても点数は変わり、合格できる実力があっても落ちる場合はあると思います。ですので、地域枠は絶対にないと考えず、地域枠であっても医療従事者として医療に貢献できますので、地域枠の可能性も考えて出願先を決めてみるのも良いと思います。

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