ライバルを知る
こんにちは。学習塾栄成の名倉です。
今回はライバル、どんな人が受験しているのか等を紹介していこうと思います。
もちろん、合格をつかみ取るには目標の大学の合格最低点を超えることが求められ、いかにしてそこに辿り着くかが重要となってきます。つまり、自分の立ち位置と合格に必要な学力をどのように埋めていくか、自分との勝負になるわけです。しかし、受験とは他の受験生よりも点数をいかに多く取るかも重要であり、どのような人が受験しているのかを知ることは大切になります。ここでは特に医学部の傾向について書いていきます。
【年齢の内訳(2018年)】
・受験者
現役:30.1%、それ以外:69.9%
・合格者
現役:36.5%、それ以外:63.5%
※文部科学省のデータより。
調べた時点で新しい情報。
国公立私立の医学部対象。
【国公立医学部合格者数ランキング(2023年)】
1位 東海(愛知) 123人 (参考偏差値: 73)
2位 ラ・サール(鹿児島) 76人 (78)
3位 東大寺学園(奈良) 68人 (78)
4位 灘(兵庫) 64人 (79)
4位 久留米大附設(福岡) 64人 (76)
5位 洛南(京都) 61人 (72-75)
6位 甲陽学院(兵庫) 60人 (-)
7位 青雲(鹿児島) 50人 (76)
8位 北嶺(北海道) 48人 (-)
8位 桜蔭(東京) 48人 (71)
8位 滝(愛知) 48人 (72)
※人数は朝日新聞オンラインの記事より。
参考偏差値はみんなの高校情報より。
上記高校は基本的に私立の中高一貫。
【国公立医学部の平均倍率(2023年)】
前期:4.45倍
後期:21.51倍
※駿台より。
以上のデータを見てわかる通り、特に医学部受験は非常に厳しいものとなっています。少しデータは古いですが、2018年における年齢の内訳に関して、国公立医学部の受験者の約1/3が現役生、約2/3が浪人生となっています。つまり、一度高校の範囲を全て履修し、さらに大手予備校で1年以上勉強した多くの浪人生と受験で戦わないといけないのです。さらには、医学部合格者を多数輩出している高校は、高校受験組もいますが、ほとんど全てが中高一貫の超進学校です。彼ら彼女らの偏差値はさることながら、当然高校2年までにはほとんど全ての受験の範囲を終わらし、高校3年生では完璧にするため復習を徹底的にする猛者達の集まりです。そして、その倍率が平均して4.45倍以上にもなります。合格するためには超進学校の生徒に混ざって上位25%以内には必ず入らないといけないことを意味します。高い倍率で言うと、2023年の島根大学医学部の前期の倍率は約11倍にもなりました。これらのデータは大学によっても変わってきますが、おおよその傾向は間違っていないと思いますし、他の難関大学にも当てはまる部分はあると思います。強いライバルを相手にどうやって受験で勝てば良いのか、浪人でも難しいのに現役で合格はできるのか、等々不安に思うことはあると思います。確かに難関大学合格は厳しいですが、私には半年で医学部に合格した経験があります。学習塾栄成では、皆さんにその経験を共有し、先取り授業をするなど、勉強のサポートを行っております。よろしければHPのチェックもよろしくお願いいたします。
-ひとこと-
中高一貫の超進学校や予備校に通う浪人生を相手に受験に勝たなければいけない。
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