第7回・猫の採尿問題について・・
こんにちは😼
ジメジメした梅雨もまもなく明けて
今年度も猛暑の予感を感じさせておりますね🔅
この時期は毎年ワンちゃん、ネコちゃんの体調管理も難しく心配事がいっぱい。。。
散歩の際は、時間帯と水分補給を忘れずに、様子をしっかりと伺いながら
楽しいコミュニケーションのお時間をお過ごしくださいね。
さて今回は、ネコちゃんの
「採尿問題について」のお話です🐈⬛
皆さんは、毎日愛猫の尿を見てますか?
実は、猫ちゃんのおしっこを見る機会って意外と少なかったり。。
シーツを敷いてのトイレの場合は尿の色や量など判断しやすいですが、
猫砂のご家庭は、匂い以外で尿の事を考える機会はとても少ないと思います。
実は、尿の色や濁り具合、匂い、回数、排泄時間などを見る事で病気を早期発見出来るかもしれません。
・尿が赤い
・薄い
・量が多い
・排泄に時間がかかる
などあれば、早目の受診のサインとなります🔍
尿に異常が見られた場合、動物病院でも尿検査を行うのですが、
猫ちゃんの尿検査は少し大変です。
我々人間のように、自分で紙コップにお小水を貯めてきてくれれば良いのですが、そういわけにもいきませんよね。
お家で採尿する場合は、お玉やウロキャッシャーなどで尿を受け取ってもらうのですが、タイミングが難しいし、警戒心の強い子だと逃げられてしまいます。
動物病院での採尿は、お腹に針を刺して膀胱から尿を採る方法
(膀胱穿刺)か、カテーテルを尿道に入れる方法があり、膀胱穿刺の方が精度が高く安全だと言われています。
当院でも基本的には膀胱穿刺を採用していてほとんどの猫ちゃんが問題なく採尿させてくれます。
しかし、中には「暴れてしまう」「肥満で膀胱に針が届かない」等の理由で採尿出来ない子もいますし、毎回お腹に針を刺すのも少し可哀そうですよね。。😿
猫の採尿問題について、 解決方法はなかなか見つからないような気はしますが、「簡単、安全、安心」に猫ちゃんの採尿が出来るように思いを巡らせる毎日です。。
鶴田