第15回・寒い季節はおしっこトラブルにご用心
皆さん、こんにちは🐈
今週東京都心で7日
11月の最高気温の記録が100年ぶりに更新されました。
その気温「27.5度」!!
半袖で過ごせるくらい暖かかったですね。
100年ぶりという歴史的瞬間に立ち会えた事はとても嬉しい気持ちになりましたね😊
ですが、その週の5日後の本日12日の最高気温は・・・
「11度」
その差「16.5度」
😱
もう寒暖差のレベルではないように感じます。。。
急いで衣替えをし、ダウンジャケットを引っ張り出しております。。
皆様もお出かけする際には暖かい格好をしてお出かけしてくださいね!
さて、そんな今回は
「冬になると増える猫ちゃんの膀胱炎」のお話です。
皆様のご自宅では猫ちゃんが突然こんなサインを出したことはございませんか?
・何度もトイレへ行く
・尿の色が赤い
・トイレでニャーニャーないている(痛みがある)
・トイレ以外で排泄をする
実はこんな症状がみられたら膀胱炎になっている可能性が!?
もし飼い猫にこのようなサインが見られたら、病院の先生に相談してみてください!
それではどんな猫ちゃんがなりやすいの?🧐
・水分摂取量が少ない
・ドライフードを食べている
・多頭飼育
・神経質で怖がりな性格
・肥満傾向
・普段からあまり活発に動かない
膀胱炎は繰り返すことの多い病気です。
生活環境を見直して予防していきましょうね!
対策として🔍
まずは飲水量を増やしましょう!
•常に清潔な水にする
•茹で汁など味をつけてみる
•食器の種類や置く場所を増やす
•ウェットフードにする
次におしっこを我慢しないようにトイレ環境を整備してみましょう!
•トイレの数は猫の頭数+1個以上
•トイレのサイズを大きくする
•砂の種類を猫ちゃんの好みに合わせる
•砂は沢山入れる
最後に猫ちゃんにとってストレスの少ない環境を用意してみましょう!
•キャットタワーなど見下ろせる場所をつくる
•のんびりくつろげる時間をつくる
•静かに隠れられる場所をつくる
•オモチャなどを利用して運動量を増やす
•爪とぎを用意する
•生活サイクルを一定にする
•雑音を最小限にする
寒くなるとおしっこトラブルをかかえた猫ちゃんの来院数が増える傾向にあります。
これは寒くなってくると飲水量や活動量が減るからかもしれませんね。
おしっこの回数、色、量、排尿の様子をお家でチェック!
定期的に病院でチェック!
おしっこから健康状態を把握してみてはいかがでしょうか🐈
最近、CMでおなじみの尿一滴でできる線虫くんのがん検査「●-nose」
わんちゃん用発売のニュースを見ました。猫ちゃん用はまだ開発中とのことで残念ですが、おしっこの検査だけでいろんな病気を発見できる日も近いかもしれないですね!
これからどんどん寒くなりますので暖かくしてお過ごし下さい!
それではまたお会いしましょう♪
参考:猫の治療ガイド2020
獣医師:山口