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私立小に行けば中学受験が有利になる?中受小メリット・デメリット【中受小リスト付き】

多くの子が中学受験をする私立小は、「中受小・受験小」と呼ばれます。

うちの子たちもそのような私立小に通っています。
こういった学校に通わせることで、中学受験が有利になるのかまとめました。

中受小・受験小のパターン

中受小・受験小の中にも以下のように色々なパターンがあります

①小学校だけの学校

これはかなり珍しいですが、国立学園が有名ですね。

②中学以降女子校になる学校

女子は内部進学する子もいますが、男子は中学受験必須です。洗足が有名です。

③附属中学校の偏差値が低い学校

附属中学に内部推薦で進学する子もいますが、基本的には外部に出る子が多い学校です。


中受小、受験小のメリット

授業進度が早く、内容も難しめなので優秀児には授業の効果が高い

受験小は入学試験でペーパーテストを課していることが多い(宝仙はひらがなの文章を自分で読む問題もある)ため、一定以上の学力と勉強の素質がある子たちが入学してきます。

授業は一応文科省の学習指導要領に従ってやりますが、授業進度はかなり早く、カリキュラムも柔軟です。
(教科書通りにやるのではなく、まとめて教えた方がいいことなどは先の内容であっても先生たちの判断で教える。時には中学や高校で習うようなことにも触れる)

公立の授業では物足りないお子さんには授業の学習効果が高いと思います。


家庭での先取り学習を活かせる

公立小では「まだ習ってない漢字は使ってはいけない」などと言われることがあるようですが、多くの受験小ではそんなことは言われません(一年生の最初だけ言われる学校もあるようですが)
多くの子が入学前に先取り学習をしており、その知識を学校の授業でも活かせます。

皆が入学前にどの程度の先取りをしているかというと

・ほとんどの子が入学時点でひらがなカタカナを読み書きできますし、簡単な計算(足し算、引き算)もできます。

・自分の名前を漢字で書けたり、小学校低学年相当の漢字検定を取得している子も珍しくありません。

・公文を小学校低学年くらいまで進めている子もけっこういます。

ここまでの話を聞いて「うちの子はついていけるのかな」と不安になった人もいるかと思います。上記は一部のトップ層の話で、たいていの学校からは公式には「先取りは不要」と言われます。

先取りはやらなくても授業にはついていけるようになっているのでご安心ください。


中学受験を意識した授業をしてくれる

中受小の高学年の授業は中学受験を意識したものになっています。学校によっては、塾と共同製作したテキストを使うところもあります(塾のテキストを学校のカリキュラムに合わせて並べ換えたもの)

特に算数や国語は習熟度別授業(レベルによって2つ~3つのクラスに分ける)で中学受験頻出の問題を解かせたりするので、塾と似た雰囲気があります。


多数派になれる・塾通いを隠さなくていい

よほど教育熱心なエリアをのぞいて、公立小では中学受験をする子は少数派だと思います。それが中受小では多数派になれます。世の中は多数派にとって居心地が良いことが多いですよね。学校もそうだと思います。

受験する子が少ない小学校では「あそこは教育ママなのね」「遅くまで塾で勉強させるなんてかわいそう」「高校受験でいいのに」などと陰で言われないように、塾通いを隠すこともあると聞きますが、受験小ではそんな心配は無用です。

皆中学受験するので、そのことについてオープンに話せる環境があり、有益な情報交換もできます。


休みが多い

私立小は公立小よりも休みが多いです。
学校によりますが、公立にはない休みとして

・創立記念日

・私立小の教員の研修会(会場になる学校の一部のクラスの子以外は休み)

・小学校受験期間の休み(秋休み)

・テストの後の早帰り

・面談休み

などがあります。

あと、行事の代休もきっちりあります。土曜日に半日出ただけなのに月曜が丸一日休みになります。

共働き夫婦にとっては子どもの預け先や過ごし方に頭を悩ませるデメリットでもありますが、上手く活用すれば空いている時期に旅行を楽しめます。塾の組み分けテストの前に休みがあれば、勉強してライバルに差をつけるチャンスになります。

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