ゆみなおが行く。 和歌山和歌浦編 和歌浦芸術区
前回の和歌山和歌浦編 わかうら食堂 はこちら https://note.com/eio_note/n/n686815d98058
今回は和歌浦芸術区です。
和歌浦芸術区は、JR和歌山駅もしくは南海和歌山市駅からバスで行けます。新和歌浦で下車してすぐのところにあります。
新和歌浦でまず目にとまった和歌浦芸術区
わかうら食堂でランチの後、引きつけられるように入っていきました。
階段を上がっていくと温かく迎えてくれたのが館長の広瀬さんです。
ホール横の広間です。思わず踊りたくなります。
手製の客席 のあるホールです。
幕があり、映像も映せます。
屋上からは和歌浦の海が一望できます。
この和歌浦芸術区に興味をもった私たちゆみなおは館長の廣瀬さんにいろいろお話を聞かせていただくことになりました。
和歌浦にたどり着くまでの過程の後、なぜ和歌浦なのか話してもらえました。
廣瀬さんはこのように述べています。
「ここは3拍子そろってる。」
アクティブゾーン 肉体
歴史散策ゾーン 精神
アート 感覚
の3つです。
関空から近く、素材がある和歌浦に可能性を見いだしたようです。
昼に比べ弱いのが夜です。夜のアートをいかに「演出」するかです。
バリのウブド村の事例
「バリ島にある芸術村ウブドには、アマチュアの芸術家が演劇や歌、ダンスなどを観光客に見てもらうことで、プロを育てる仕組みがある。和歌浦はウブドのような存在になれる可能性がある」
バリはヒンドゥー教徒が多くお祈りに歌と踊りがあり、これらは神に捧げるものだったのですが、ヨーロッパ人が注目し商品化に成功したそうです。
サーカスとシルクドソレイユの事例
シルクドソレイユは芸術価値を高め付加価値つけることで高い値段がついた例です。
中国798芸術区の事例
増えてきた富裕層の投資と中国観光で人が寄ってくるエリアだそうです。
おかねが入るから頑張れる・出演者にお金が回っていく・主催者も言えるようになる・ これが質を上げる要素のようです。
廣瀬さんはこの述べています。
「ひとりすごい芸術家がいれば広がる。」
「そういう人がいれば東京に行かず残ってくれる人や和歌山に来てくれる人も出てくる。」
「世界に発信していきたい。」
歴史について
廣瀬さんはこうように考えておられます。
「古代に黒潮にのって流れ着いたのが鹿児島・高知・和歌山で新宮から北上して吉野に入ったのでは?」
初代天皇の兄、彦五瀬命(ひこいつせのみこと)をまつるのが和歌山の竃山神社だそうです。
なんだか壮大なロマンですね。
関空から近く、素材がある和歌浦に廣瀬さんは可能性を見いだしたようです。
私が思ったのは和歌山の魅力再発見です。 ルネッサンスです。
芸術家は必要ですがプロデュースする人も必要だと思えます。
人が集まれる拠点も必要でしょう。廣瀬さんの人柄と情熱は拠点になる可能性を感じます。
和歌浦芸術区と廣瀬さんの存在は大きいと思います。
和歌浦芸術区
住所:和歌山市新和歌浦4-16
メール:wakaura.art.station@gmail.com
毎週(火)休館
通常営業時間:10:00〜18:00(イベント開催時延長)