ミニ戯曲-帰りは怖い
2020年1月27日
イーアイオーミニ戯曲【帰りは恐い】
登場人物
A
B
星空の見える日のサービスエリア
たくさんのバス
たくさんの大きなトラック
次々と明かりの下に集まってくる車
広い駐車場
広いトイレ
売店
フードコート
人々が集まる夜の道のオアシス
そこに止まった1台の夜行バス
バスから出てきたAとB
目の前の光景を見て立ち止まる二人
A「わ~~、これじゃあバスに戻れないかも。」
B「パンのくずを落としていけばそれを目印に帰れるんじゃない?」
A「鳥に食べられてわからなくなるよ。」
B「う~ん・・・」
少し間
A「あっ!」
B「何々?」
A「曲がる所のトラックのナンバーを覚えておけば大丈夫。」
B「それがいい、鳥に食べられる心配もないしね。」
二人は歩きだします。
ほどなくしてショップに移動。
ショップ内にはあちらこちらに人々がいます。
A 「何を買おうかなあ~」
B「地域限定ものかなあ~」
A「いいねえ~」
15分ほど後
二人はバスに戻ろうと歩き始めます。
ほどなくして曲がり角であろう付近に移動
付近には多くのトラックやバスが止まっています。
B「あれ??目印のトラックが見つからないわ。」
A「え~、どこで曲がるの?こっち?あっち?」
B「パンのほうがよかったかも・・・」
顔を見合わせる二人
数時間後、別のサービスエリア
二人はバスの座席に座っています。
A「今度は気を付けなきゃ。」
B「ほんと。」
A「同じようなバスが何台も止まっていてわからなかったよね。」
B「乗務員の方が心配してバスの前で待ってくれたおかげで助かったね。」
A「今度は動かないものを目印にしなきゃ。」
B「う~ん・・」
考える二人
A「あっ!」
B「何々?」
A「照明灯の位置など、地図を書きながら行くのはどう?」
B「それがいい。照明灯なら動かないものね。」
紙とペンを探す二人
「あった。」
バスから降りる二人
AB「あっ!」
目の前には明かりのついた建物がありました。
終わり
休憩 https://note.com/eio_note/n/n1130bd50a832
不要不急 https://note.com/eio_note/n/n73cea426ccf7
ミッションインエントランス https://note.com/eio_note/n/nd72b1d30687a