小野小町とAI
最近、言葉のとらえ方や感覚の違いが気になることがよくあります。以前から違いはあったけど私が気が付いていなかっただけなのかもしれませんけど。
小野小町の100日通う「百夜通い」というエピソードですが、私は深草少将が気の毒でならないのですが、最近あれこれ考えていると違った面も思い浮かびます。
小野小町は良くも悪くも京の都の貴族でしょうか。ストレートに強い言葉は使わないのでしょう。「あなたには興味がありません。迷惑なので来ないでください。」といえばちゃんと伝わったのかもしれません。
悩ましいのはこういうストレートな伝え方では場合によっては相手を不快にさせたり逃げ場をふさぎかねない場合もあるかもしれません。
深草少将はそれが読めない鈍い?人だったのか、それでもあきらめきれない強い思いがあった人なのか私にはわかりません。
もし私がこれを素材に作るなら、小野小町を「いけず」な人ではなく相手のことも考えて穏やかな物言いをした人・深草少将はまじめで一途で純情な人として描いてみたい気がします。
こういう悲しいすれ違いは人間だからでしょうか?(AIなら起きなさそう?)人と話しているとストレートにはっきり言い切る方を好み、こういう言い方は嫌味に聞こえてしまう人の方が多数のように感じます。
曖昧・余白・無駄・抽象的などはAIには不向きでしょうか。
いい悪いではなく、デジタル化していきAIに順応しつつあるのでしょうか?
#空気を読む #百夜通い #創作の土壌