八重歯

25歳女児

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25歳女児

最近の記事

会社っていうのはパワハラをやめさせる人じゃなくてパワハラに加担する人が生き残るところなんだよね。多数派が常に勝ち続ける。正義と悪が逆転したまま走り続けている。広々としたオフィスで今日も息ができなかった。

    • 病んだ人間を救えるか

      病んだ人間を救いたいと思ったことはない。できることなら私自身だけが救われ続けたいと願っている。 救いたいとは思わないが、救わなければならないとは思っている。なぜなら私の病みもまた加害者たちの病みから来ていて、あらゆる他者の病みを無視しているうちは私自身も病みから本質的に逃れられないからである。 よく言われていることだが、病んだ人間に病んだ人間を救うことは絶対にできない。 一緒に沈んでしまうどころか、掴まるスペースもないほど既に沈んでいるのだから、逆により深く引きずり込んでし

      • 子供の頃みたく、勝ちたいとか賞取りたいとか将来の役に立つとか、よこしまな気持ちなしでゆるーく習い事を始めたい。。絵画教室とかいきたい

        • 自分以外全員男性の職場から考える女性差別

          IT系のある分野で働いているが、この職場には自分以外男性しかいない。 別に男性が得意という訳でも、女性が苦手な訳でもない。ただ自分の意の赴くままにキャリアを選択したらこうなっただけだ。 女性の職業と言えば、何を思い浮かべるだろうか。私が思い浮かべるのは、看護師、保育士、栄養士、接客、介護など人に関わる系の仕事全般だ。実際女性に職業を聞くと体感半分以上はそのどれかに属している。 私はその全てがやりたくなかった。 人と関わって感情労働させられたくないし、肉体労働もしたくない。

        会社っていうのはパワハラをやめさせる人じゃなくてパワハラに加担する人が生き残るところなんだよね。多数派が常に勝ち続ける。正義と悪が逆転したまま走り続けている。広々としたオフィスで今日も息ができなかった。

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        • 自分以外全員男性の職場から考える女性差別

          ただそこにいるだけでいいのかもしれない

          なぜ人といるのが苦しいのだろうか。 私と一緒にいても外見や中身、経験値、そのすべてが相手を満足させるに足りるものではないと感じて、楽しませる自信がなくなってくるからだろう。そりゃあ私より顔が良くて、経験が豊富で、面白くて、気が利いて、賢い人と話したいに決まってる。いい香りがする花に蝶が群がるように、素敵な人には人が群がる。 かと言って、多様性を認める空気があるコミュニティにいると、勉強やキャリアや容姿や、相対的に「勝つ」ために自分の感情を押し殺して積み上げて来たものはなんだ

          ただそこにいるだけでいいのかもしれない

          ENTP女は生まれ変わりたい

          私はENTPの女である。MBTIを全面的に信頼してる訳ではないけど、何度か診断をやって色々出た中で、お前のことは100%理解してやれると思ったのはあの眉をクイッと上げた紫のアイツだけだった。 今回はもうENTPなんかやめたいという話である。 この間退勤時の電車で女子2人がMBTIの話をしていて、「ENTPってなんだっけ。一番ヤバい奴。」「あー珍しいやつね!」と話していた。目の前にまさかそいつがいるとは思わなかっただろう。 昔から、毒舌と言われてきた。 相手を言い負かすこと

          ENTP女は生まれ変わりたい

          ヒーローになれない

          この間25歳の誕生日だったんだけど、夜9時頃まで仕事をしていた。25歳なんてめでたくもないけど、誰にも祝われないまま一日が終わる事実にちょっと卑屈になって、その時マッチングアプリで話してた男の子に「今日誕生日なんだよねー。こんな時間まで仕事だけど」とぼやいた。 すると「ケーキ食べた?おれが買ってあげるよ!!」と返信があり、そんなつもりで言ったんじゃないし、もう遅いし大丈夫だよ!と断ったんだけど押し切られてしまった。 結局待ち合わせして、コンビニで買ったケーキやらお菓子やらお

          ヒーローになれない

          「勘違いしないで欲しいけど私はあなたの味方なんだよ?」

          数年前毒親に言われたセリフだ。これまで本当に散々なことをされたので今世で二度と会わないためにどうすればいいかだけ考えて人生をやってきた。だけどどうしても会わないと行けなくて食事に行った際、こういう謎の味方だよアピールをされた。 敵ムーブばかりかましておいて、なぜ今さらそんなことを言うのかわからなかった。「勘違い」ってなんだろう。お前の捉え方が捻くれているからここまで関係が拗れているのであって、私たちの言動には何の原因もなかったと、そう言っているようにしか聞こえなかった。 こ

          「勘違いしないで欲しいけど私はあなたの味方なんだよ?」

          渋谷の養分たち

          最近ア◯ウェイにがっつり勧誘されかけて、あんなにちゃんとカルト宗教みたいな感じなんだってびっくりした。 20代の子たちが、「仲間」とシェアハウスして沢山イベント企画して、常に新しい人脈という名のカモ🦆を探しているらしい。 みんな謎の食事会や遊び場で、新規のカモの人生一旦ボロカスに否定してから自由、夢、仲間について語り出すの。独特のキラキラした虚無の目で。 へーそんなに楽しいなら入ろうかにゃ!?って一瞬思ったけどわたし協調性ゼロやからむりだったわ。常に仲間と連携取るためにLI

          渋谷の養分たち

          鬱と文字と私

          経営学部の大学生の時、私は死ぬ気で簿記三級を勉強していた。 簿記三級って、二週間勉強したら取れるって言われてるくらい簡単な資格らしい。 その頃、文字を読んでもポロポロ脳みそから一文字一文字零れ落ちていって、目が紙の上を滑るというか、何を読んでも焦燥感で手につかない鬱状態だった。教科書があまりに分厚くて、ベルリンの壁のように思えて怖かった。頭に入っていかないから仕訳の勘定科目を手でいっぱい書いて覚えようとしても、どうしても理解が追いつかなくて、結局簿記三級は落ちた。 簿記が

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          嫌われて安心したい

          私はかなり情緒不安定で破壊的な人格なんだけど、ベースとしては誰よりも安定したいし安心安全かつ安寧でありたい。 破壊衝動は、たぶん破壊したその先の安心を得たいからなのである。犯罪を犯して刑務所にぶち込まれて、世の中のあらゆる競争や生活をやっていく恐怖から逃げたいのとかと同じ気持ちだと思う。 「人に好かれ続けること」が最終的な安定だと思える人間のことが心底羨ましい。私は人に好かれていると心のグラつきを感じ、不安でたまらなくなる。 小さい頃から、母親に呪いをかけられてきた。

          嫌われて安心したい

          【史上最高の映画】「カイジ」

          藤原竜也ってご存じだろうか。そう、私が人類で一番崇めているでお馴染みの、日本が誇る天才俳優である。 かの天才俳優が2009年に出演した史上最高の映画が「カイジ〜人生逆転ゲーム〜」だ。 映画好きをアイデンティティにしようと頑張っていた時期があるので、洋画邦画問わず何百本と観た。途中何度か寝たくせに、難解な作品もわかったような顔で、名作と呼ばれるものは見尽くしてきた。 しかし、リアルに何度も何度も見ている映画は「カイジ」である。私が心底好きな映画は多分これだけなのだ。お前らもわ

          【史上最高の映画】「カイジ」

          埼玉県ラブホシティ育ち 

          埼玉の、インターチェンジ沿いにラブホが連立することだけが密やかに有名なだけの市で生まれ育った。 大学時代三年間だけ川崎に住んで気が付いた地元のいいところは、 ・関東平野なので平ら。歩きやすく自転車が漕ぎやすい! ・犯罪が少ない 以上。 それ以上は本気で何も浮かばなかった。川崎と比べたらどこだって平和に見えるだろうよというツッコミはさておき、地元ならではの特色みたいなものが本当に何も浮かばなかった。 よく田舎あるあるとして、娯楽のすべてをイオンモールが担っているとか聞く。だが

          埼玉県ラブホシティ育ち 

          「かわいいね(やりたい)」の倒し方

          「かわいい🥰」って一回ならあーはいはいって無視できてもさ、エッチするまで無限に言われたら、術中に落ちないのって不可能だよね。息するように容姿を褒められてきたわけじゃないうちらは。 18歳くらいまでその言葉をほとんど言われたことなかった。だからまだ「カワイイとか言われんの飽きたゲージ」が貯まってるようで貯まってない。(ていうか定期的に空になる) きっちり割り勘だったくせに気安く手繋いで来ようとしたりほっぺ触ろうとしてきたりさ、いい加減にしろよ。って思うんだけど、顔がタイプだ

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          救済したかったTwitterの人たち

          Twitter歴8年である。 最初は推しアカウントだったが、次第に日々表に出せない刺々しいことを沢山書くようになった。 Twitterは闇が最もウケる。居心地が良かった。軽い病みからおもしろから深い闇アカウントを雑多にフォローする中で、相互になった人も何人かいた。 その中で笑えないくらい絶望の底に叩き落とされてしまった人が何人もいて、途中で消えてしまったりして今でも忘れられない。私はひたすら呟き専門でリプとかは活発にやらなかったけど、リプしてたら何か変わったんじゃないかと思

          救済したかったTwitterの人たち

          何もない、見飽きた部屋から

          この間読んだホラー特集みたいな本で、胸を打たれた。ある作家が、 「本を書こうと思ったらホラーしか書けなかったんですよ。生まれ育ちが地獄みたいな地域で、親に殴られ、先生にも殺されかけてきたから、それしか書けなかったんです」 と言っていた。 「好きです」と思った。自分の世界にはそれしか書けるものがないから書いた、という切実な理由が沁みた。ホラーとは、たった1人の苦しみでも世界を揺るがすに値するという命題があるのだという。 しかしこんな売れ方をする人は一握りで、現実は芸術でさえ

          何もない、見飽きた部屋から