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今年1年を振り返って

1. はじめに

 こんばんは。一ノ瀬レモン(活動名義:甘夏れもん)です。noteでは創作に対して個人的な話を書いていきます。話の途中で自分の曲の感想も書きます。「この曲には俺の揺らぎねえ解釈があるぜ!」という方はブラウザバックを推奨します。

2. 去年に立てていた予定とコロナウイルス

 私は幻音録で7枚目のCD、「FolkLore of Mountain」を2018年に出して以来、同人活動を休止していました。当時は理由を「勉学のため」と言っていましたが、実際はバイクを乗りたいがためにバイトを入れまくった結果、創作まで手が回らなくなったからです。本当に自分勝手な立ち回りでサークル関係者には迷惑をお掛けしたなと思っています。

 ↓ ForkLore of Mountain のXFD。おすすめは4曲目と6曲目。

 同人活動を休止してから約2年。去年の秋M3で「DieErste」を出し、これを機に同人活動を再開しました。当時諏訪大戦のネタを3年近く温めていたので、東方オンリーの第17回博麗神社例大祭に応募しました。中止された静岡例大祭です。

 当時はコロナウイルスの自粛ムード真っ盛りの時期だったこともあり、例大祭が中止されたことに対しては「仕方のないことだ」と思っていました。ただ、ニコニコやYoutubeにアップした諏訪大戦が伸びたので、もし即売会が開催されていればと、たらればに浸って悔しがることはありました。

 ともかく、コロナウイルスによって、同人活動に大きな変更を加えざるを得なくなりました。結果として、秋例大祭は受験が重なっていたこともあり参加を見送り、次の同人即売会の参加が来年のC99となり、期間的に大きな穴が空きました。即売会がなくても時間があるならCDを出せるのではないかと思っていましたが、締め切りがない中で作品を出すというのは結構難しいです。締め切りが生まれて初めて超自我が同人作家に芽生えると私は思っています(ダメ同人作家並感)。

3. 今年公開した曲やCDについて

 正直この項目を書くかどうか悩みました。なんと言いますか、自分の曲に関する感想は、場合によって解釈の押し付けになりかねないと思っていたからです。結局、曲に関して喋りたい衝動が抑えきれなかったので書くことにしました。

 まずCD。「愛と憂」。

対外用ジャケ画

 幻音録で8枚目のCDです。1曲目から3曲目までの諏訪大戦は3年以上前に思いついたネタです。どんな内容かはご自分で聞いてみてください←

 個人的には上手く3曲に話を纏められたのではないかと思っています。音楽的にも多少成長できたかなと思っています。少しは話の筋に沿った曲を出せたかな、と。

 個人的にこのCDの中で特に推したい曲はトラック1の「古代幻想神話諏訪大戦・序」とトラック3の「古代幻想神話諏訪大戦・急」です。

「古代幻想神話諏訪大戦・序」はYoutubeやniconicoにもアップロードした本CDの看板曲です。

 作る前から「リードトラックはザ・和ロックって感じにしよう」と決めていました。歌詞は私の書いた詞の中では唯一の三人称(語り手)視点です。

 この曲は自分でも気に入っていたのですが、それ以上に「幻音録史上最も伸びた曲」というのが私の印象です。

 実はこの曲、現在niconicoで30マイリスを超えたり、Youtubeでも3000再生を超えたりしましたが、bilibiliで無断転載されたこのMVが5万回再生されました。これを機にbilibiliアカウントを気合で作って自身でも投稿しました。今の所無断転載と合わせて9万回以上再生されています。

 まあここまで伸びたのは半分ぐらいこのイラストを描いてくださった飛者様のおかげだと思っています。それでも、弱小同人作家には国は違えどもここまで多くの人に見られたのは衝撃的で、嬉しかったことでした。10代最後の作品がこの曲で良かったと思っています。

「古代幻想神話諏訪大戦・急」は現状CDのみでしか聞けない作品です。この曲は「破」から13年経った後の話です。6/8拍子の曲は個人的には大好きなのでこれからもどんどん出していきたいです。歌詞はストレートに諏訪子の葛藤と喪失感について書いたつもりです。和音さんの台詞が聞きどころです。

 次に最近niconicoやYoutubeに上げた「青」の話を。

 この曲は年末年始に出そうと思っていたコンセプトアルバム「青」のリードトラックになるはずでした。結局私が軟弱者だったのでリードトラックの紹介だけで終わってしまいましたが。

 この曲には天子のテーマカラーの「青」と、前のように伸び伸びとした「青」空の広がる世界が広がってほしいという私の願望と、私の曲が誰かの人生に影響を与えたらなんていう若さゆえの「青」い心を込めて書きました。音楽的な聞き所はイントロです。

 この曲は音楽面でも作詞面でも悩みに悩みました。どっちも仕上がるのにそれぞれ1ヶ月ぐらいかかっています。ゆっくり書ける時期があったのもそうですが、商業音楽の聞きすぎで耳が肥えていたのもあるのかなと思います。大体創作は長々悩むよりかはサバサバとコンスタントに作品を出したほうが成長できると思うので、以前のような周期で曲を書きたいなと思います。まあ、時には立ち止まるのも大事ですが。

 最後はVtuberの三鬼緋奈莉様に提供した「選んだ道の先に」です。

 この曲は「Vオリドラ」という企画に参加し、マッチングした三鬼様に提供したものです。

「Vオリドラ」はtatto様の企画で音屋がサンプル曲を上げ、それをVtuberの方々がドラフト会議(生放送)で聞き、その後サンプルを聞いた上で組みたい人にVtuberの方々がアタックして、そのVtuberと曲を作るといった感じです。

 こういったVtuber系の音楽企画に参加した印象は「結構Vtuberに楽曲を提供したい音屋はいっぱいいるんだな」でした。30人前後いたと思います。

 楽曲を提供した感想は、「人のために創作をすることは難しい」でした。そもそも選ばれるために曲を書かなきゃいけないことが初めてで、これがかなりのプレッシャーでした。結果お声がけいただけたので良かったですが、「青」とは別の意味で悩みに悩みました。組むことが決まった後も、「どうすれば映えるか」という気持ちがプレッシャーになりました。実はこの曲の裏に7曲ぐらい没曲が転がっています。それでも、自分の曲が多くの音屋の中からの一番になれたのは素直に嬉しかったです。誰かに求めてくれる限りは曲を書き続けようとも思いました。

 以上が曲に対する感想です。他にも言及したい曲はいっぱいありますが、今後のネタとしてとっておくことにします。

4. 最後に

 ここまで読んでくださりありがとうございました。来年は私自身が大移住をするため、活動拠点自体が大きく動くかもしれませんが、半年に一度は東京のイベントに参加するつもりなので、これからも動画共々よろしくお願いします。

 良いお年をお迎えください。

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