黄金のレガシー ほぼ愚痴のような感想

ほぼ書きなぐり。北極ラーメンなみに辛口なのでストーリー好きな人はイヤな気持ちになるのかもしれません。


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簡潔に言うと、やろうとしてることは(たぶん)分かる。コンセプトはたぶんそれなりに面白い。
書き方がヘタクソ。

ウクラマト

シンデレラをポカホンタスの世界にぶっこんでムーラン要素を入れて美女と野獣の野獣だけビジュアル採用されたプリンセス。

終始行動と台詞が矛盾まみれでわりと無理。キャラそのものってより、台本にキャラがミンチにされていく感じ。

頭お花畑のおてんば箱入りひめちゃん。不完全で欠点だらけだけど民への愛は強く、心優しく、自分の無知を認める謙虚な性格で成長が期待される主人公。まあ王道、分かる。

自分の国でも知らないことだらけでまだ行ったことないところも多くて、王位継承の儀のためにエオルゼアまで来て協力者を探す。わざわざ船酔いしてまで。

そんなことある?いくら幼馴染に「エオルゼアにおるで強いやつ」って言われたとしても、まず自分の国で探すもんじゃないか?すくなくとも自分の国を一通り回って、やはりエオルゼアからの協力者じゃないとダメってくらいな何かがあったらまだよかった。

「王位継承チャレンジャーはこの4人な」ってお披露目会で民がワーってなってるあたり、普通の国らしく人望ってものが必要なのが見受けられた。外からの人を「外つの人」って呼ぶくらいには内外を切り分けてる。そこで何の実績もない、知識もない、人望もまだないプリンセスが外つの人の団体を協力者として連れてすべての課題を丸投げ。それで納得する民も暁もヒカセンも、おかしい。コーナみたいに外からの技術を国に持って来て発展させるという実績あればまだ分かる。そうはならんやろ。

そもそも出だしから最初トライヨラに着陸したとき、団体で行動すると目立つ、本来は王族どーのこーの外つの人どーのこーのだけど女王様は気さくだから話しかけられる~って言われたあとにレース参加者お披露目のシーンでふつうに不人気だって見せ方される。露骨に本人の聞こえるところで陰口されるレベル。どっちや。

作物が元気ない!っていって水質の調査を我々がやって、みこしの修繕委員会も我々がやって、実は水脈(?)の乱れが~って解説をアルフィノがやって、それを根本的に解決する手段の提供はコーナがやって、

正しい人を当てる、は我々がやって、ここの人はこういう生活習慣してるんだよって解説はエレンヴィルがやって、物物交換はほぼマーブルに丸投げして、「苦手なところを克服して自力で頑張った」のは・・・アルパカ。しかも苦手な理由は、むかし唾飛ばされたから。  ・・・お、おう・・・よ、よかった、ね・・・? 

モブリンのとこはそもそも何しにあっちに行ったか記憶にすらないけどとりあえずなんかウクラマトが何もせずに誘拐だけされて終わって・・・誘拐犯がそのまま王位継承レース継続?そうはならんやろ。

ヨカフイの試練はフェイスで没入感促そうとしても結局は1デス全滅のPTの中心は我々ヒカセンだから実質あの試練をクリアしてウクラマトを出荷させたのは我々で??

んで次はあれほど伝説級の厄災と言われるヴァリガルマンダの封印を壊して大災いをもたらしかけて、それでも不問そのまま王位継承レース継続・・・????そうはならんやろ 。

と思ったら急に食戟のソーマやってバナナの葉っぱを探して・・・???

今度は父親が誘拐されて殺されかけて またも誘拐犯がそのまま王位継承レース継続・・・?????そ う は な ら ん や ろ 。

ようやくたどり着いた最後の試練はそもそも担当が不正マン?????んで急に兄まで賢さとか全部どぶにすてて「妹のほうがクソデカ愛あるからやっぱ王位継承譲るわ~www」って??????
そ" う" は" な" ら" ん" や" ろ" 

連王ふくめて国をオモチャ程度にしか思ってなくないか???????

成長物語って、結局なんの成長だった?元から気持ちだけの女が、クソデカ気持ちだけの女になった。知識がないことに対して全く問題視されない、むしろ「知識あっても想いのほうが報われる」と知識そのものが報われない展開。「武だけでは国は成り立たない」って見せてる途中で武の是非までいかずとも悪役が。最初に巻かれたバックボーンの種を全部ゴミ箱に捨ててただのクズに成り下がった。んでそれを解決するためにとった手段は・・・武。

え??????

たしかにコンセプト的には「知る」大事さだから、己を知るという意味では「気付いていないってなだけで元からそうである自分を定義付けする”だけ”」、って言われたらまあコンセプト通りではある。でもそれは知るだけだし、結局お都合の「想いの力で」急になぜか強くなっただけで成長じゃなく本当にただ急になぞに強くなっただけ。流れ作りどうにかならんか。

そんなんで連王ジャジャが「王はウクラマトだ~」っていってウが演説したあとに 王はひとりじゃなくてもいいよね!兄も王ってことで!は、もしかすると自分の未熟さを知ったからこそのムーブ、謙虚を表す展開なのかもしれないけど、もしそうだとしたら見せ方がヘタクソすぎる。こっちからしたらそもそもアイツひとりだけ王やらせたら国滅ぶだろってレベルだし、こんな人に頼るだけのヤツが報われてるみたいな展開見てて呆れる。成長して後半は良い王になった?襲撃後も国をコーナに丸投げして敵陣へカチコミに行ってるのに?結局各地を守ったのは現地の人だち、トライヨラに至っては防衛で活躍してるのは改心ジャジャだよね?この国の言う王の仕事ってああなのか?

トライヨラを襲撃させたゾラージャ許せない許せない許せないゾラージャを倒すために「知る」必要があるって言うけど肝心なゾラージャという人物を「知る」必要だと一切考えてない。子どもがいる理由?知らんどうでもいいまったく気にしない。母親が誰?知らんどうでもいいまったく気にしない。そもそもゾラージャなんでこんなことした?知らんどうでもいいまったく気にしない。そういえば遡って次期王様発表会のときにゾラージャがいなかったな。知らんどうでもいい気にしないそれよりもコーナ兄さん描かれる石板発注したから見てウキウキ

そこで急展開:実は黒幕スフェーンでした。おまえのやってることは許せることじゃないけどおまえとは話し合いたい。おまえのことは知りたい。おまえの民のこと知りたい。

ちなみに誘拐ジャジャは国まるごと滅ぼせる期待値あるヴァリガルマンダを解放して実の父親を殺しかけたけど知れてよかったぜ!許せないって一応口だけで言うけど!

おまえの許す基準はなんなんだ????ダブスタにもほどがあるだろ。

ラスボス戦でスフェーンが自分の民を守りたい一心であーだこーだして、それに対して「だったらその意思を受け継ぐ、おまえを倒す!!」って、サイコパスにもほどがある。俺と敵対するならぶっつぶす、ならそれでいい。きれいごとは要らない。きれいごとがうざい。さんざん知る知るって言いながら結局暁同様、相手が間違ってるってレッテル付けて「おまえを正すために」と偽善ぶってるのしんどすぎる。クルルみたいに正しいだの間違いだの言わずに「こっちも譲れないものがある」のほうが圧倒的共感できた。そもそもやっていることが「自分の正解のために向こうの一般人をも巻き込む」である自覚がいっさいないのがヤバイ。たまたま出会った知り合いたちがみんな思慮深くて都合よく存在抹消を受け入れてるだけで全体がそうと限らないし。話しかけるとエレンヴィルがそこに子供がいっぱいいることを指摘して、つまりそこまで「大人になれないまま死んだ子が多かったか、あるいは子どものときを越える幸せがなかったか」って言ったのはめちゃくちゃ良い着眼点なのに、なぜそれをストーリーに組み込まない。敵対してる過程で必然的にそうなるならいいよ、そうするしかないから。それならきれいごとは見ててしんどいから言わないでほしかった。トライヨラのためなら敵側なんてどうだっていいって思ってたけど、みたいなこと言ってたけど、「知った」上で悲しんだり悩んだりする素振りをいっさい無しに一般人まるごと抹消できるならむしろもっとヤバイよ、相手の存在の定義に理解示さない・人間扱いしてないんだから。自分の行動の結果、反対側の民は「消える」一択しかなかった、頭ネジの民たちも慣れ親しんだ「死なない」生活を捨てなきゃいけないのに、自分の思う正解をひたすら押し付けて意思を受け継ぐ~って平気で言えるの、やっぱサイコパスじゃん(2x)。そこらへんすべてやって終わり方がめでたしめでたしのディズニー風ボーカル入りソングがあまりにもおとぎ話レベルの浅さ。

というかこっちの最終決戦に乱入するな。宇宙の果てまで一緒にレベルアップした100歳以上のグラハならまだしも、先日成長したばかりのやつが乱入してくるのがおかしい。事故アピ。限度を知れ。

やっぱ最後の最後までヘイトが高いキャラだった。

グルージャジャ

どこいっても美談きかされてるけど最後まで矛盾が残るよく分からないキャラだった。子たちのことを想う描写もあるにはあるけど、よくよく考えたら実の息子のこと意外とあんま想ってない気もする。そもそも実の息子いてさらに2人増やしてもメンタルケアしてなかった説。国はまとめれるけど子育てたぶんへたくそ。…って結論に至ってしまうストーリーの流れ。

そもそも王位継承の儀って茶番で子どもが成長できてなかったら王座譲らない、みたいなこと言ってたけど、結局ウクラマトあんなんでいいのか??
ウがイキって兄も王にする!って言うんじゃなく連王が「ふたりとも自分たちの足りない分に気付けて偉い、でも両方改善できてないから二人で王なって支え合いなさい」ってやってくれたほうがまだ納得。しかもそこでひとりだけ実の息子が戻ってないことにまったく気づく素振りがない、あるいは気にしない。そもそも子どものときよくご飯のときによく親子で喋るけどゾラージャはあんま喋らない、って台詞を見てやっぱこの人はあまり良い父親ではないように見える。元から養子2人を贔屓してるのではって疑問が出る。

…あれ、でもウクラマトが箱入りなのはストーリー内でも公認だっけ。それならなおさらなんであいつエオルゼアまで来れたんや。おかしいだろ。しかも箱入りに急に王位継承レースやらせて国中走らせるのおかしいだろ。教育どうなってんの。

ゾラージャ

ある意味ウクラマトより悲惨に、修正不能なレベルで、シナリオにぎったんぎったんとミンチにされた被害者。

素材は良かった。戦がいかに無意味なことだって分からせるために武を選ぶ、というしっかりとした理念もあるし行動力も実力もある。ペル族の人を当てるところでウクラマトと違って人の細かな行動を見て答えを見出すという観察力もある。あんなしょーもないお使いさせられても真面目にやってた。93IDでは階段をぶっ壊したとこは行く道を阻むつもりはないが…って台詞といいヴァリガルマンダを「善意」以外の理由で協力するいい、悪い人どころか奥が深い何にでもなれる逸材にさえ思えた。奇跡の子についてぼやいたり、暗い感情持ってるけど地位にも名誉にもこだわりがないって付箋だったり、多方面にいくらでも伸ばせるだけの材料を持ち合わせてる。

そ れ な の に こ の ざ ま 。

頭かかえたくなる。

例えるなら前半はシナリオライター1が書いてて後半はシナリオライター2が書いてて、その境目がちょうどゾラージャが側近を切り落とすところ。あそこが特に本当におかしい。台詞的にずっと黒幕と匂わせてる側近が、あっさりとそこで退場させられた。複雑な心境があるはずのゾラージャそこであっさりとただのゴミクズになった。後半のライターさんが「いやぁ…”俺”はこうしたいから前半の流れようわからんけどこの側近ジャマだから退場してもろて」って改造してるように見えるまである。

とりあえずバックストーリーはあとで秘話として出したらいいよ、秘話は出されるたびに賑わうし人気あるし、って思ってない?それはゲーム全体を楽しむための最低限が全部揃ったらのはなしだよ??後出しジャンケンに甘えるな???

側近トカゲとルガディンのおじさん

まだ上と繋がる。

そもそもこのルガの人がアルテファクト?持ってることをなぜゾラージャたちが知ってる?し、さらにそもそもなぜピンポイント盗んだものをそこで側近トカゲ持ち出してまるで使い方分かってるみたいなことできる?リーダーにピってしてないのに発動するし?

んで。ルガの人殺されたか、おぉこれはシリアスな展開になりそうだな??って思わせといて普通に何事もなくそこに立ってた。いやいやいやそうはならんやろあのザシュッてシーンはなんのため??そもそもそこまでのストーリーで書かれるゾラージャの冷徹さ見たらザシュッてされて生きるはずないだろ。すくなくともけろっとしてのほほんとトライヨラまで旅できるほど無傷なはずがないだろ。いくらなんでもシナリオ補正かかりすぎないか。

メタ的にいえばルガの人はオリジナルな見た目のわりには存在が空気すぎるから今後のパッチで前に出ると推測して、あの側近トカゲは本当になんなんだ。意味わからん。

バクージャジャ

出だしから分かりやすいかませ犬、ならずかませトカゲ。
ウのとこにも書いたけどあれほどやってて不問になったのはあまりにもおかしすぎる。そうならんやろ。

実は根は悪い人じゃなくて改心の余地がある、不快事情の持ち主だったらそういう種を最初から撒けよ。急に「実はこういう悲しい事情の持ち主です」って出されてワ~カワイソ~ユルス~とはならんやろ。唯一救われたのは登場からあまりにもしょーもないクソ雑魚すぎたからかえって愛嬌あるように見えてるだけ。

あと声優さんがうまい。最初から生まれなきゃよかったのかな、のとこでほぼ100%声優の力でどうにかなったって言っても過言じゃない。

それはそうと、ここまでネットのオモチャにされると予想だにしなかった。

グルージャ

素性が謎すぎる。大幅に壊してしまったゾラージャのイメージをなんとか最後の最後に修復するためだけに存在してる感。時空のゆがみでこっちからしたら数日間、ゾラージャからしたら30年間、その間にまだヒヨコ年齢で存在してるグルージャ。たぶんこっちの時間で言えば「昨日」生まれた、ゾラージャで言えば5~10年前ぐらい?あそこで過ごして20年間ぐらいたったところで急に子ども作りたくなった???ライターさんがどうしてもお得意の「複雑な家族関係」を見せたいがためだけに登場させられたんじゃないの?

人見知りで基本心開いた人としか話さないって設定が秒で消えた。たぶんその設定を書いたことすら覚えてない説。

一応単品としてだけ見たらゾラージャとグルージャの最後のやりとりはそれなりに好き。パンデモとヴェルリトの担当の人だっけ?こういう微妙なラインの家族モノが得意そう。悪く言えばやってるのは「ストーリーに自分の得意としてるものを組み込む」じゃなく「自分が得意としてるものを起点にストーリーを合わせる」って感じもする。

あとまたもウクラマトに戻るけど、最後のゾラージャの「俺は奇跡の子などではなかった」に対して、青いトカゲはお前とグルージャだけだろって返しが…なんというか、なんか、いや、言わんとしてることは分かるような分からないような。そんな物理的なの言われてもな。って思った。グルージャのただお父さんの子なりたいだけ(別にそんな特別なんて要らない)ってとこのほうがまだ良い答えだった。ゾラージャが急にほにゃほにゃ父など務まるものかって自己評価ゼロの謙虚マンになったって流れじたいもおかしいが、あえて前後無視して単品だけ見たら、まあ。まあ。

荒野フェーズ

なんとか忘れかけたエスティニアンを再登場させるためだけに存在してるのでは説。あるいはエレンヴィルをアピるため。あるいは今までのシナリオに捻じ込み損ねたナミーカを入れるため。面白い面白くないさておき、(ここ)へ行きたい、行くための手段が①→①が都合よくダメになったから②へ→②でハプニングあったから一旦③へ→③終わったから②へ戻り→今度はまた別のことあるので④へ→やっとすべて解決!と思いきや、まったく別のハプニングおきて(ここ)へたどり着けず→fin というなんとも言えない昭和RPGの流れ。一旦休憩のフェーズにそれ捻じ込まなくてもいいんじゃないか。それならそれこそ地震とか急に出たアレとかじゃなくエレンヴィルの故郷へいったんスムーズに辿り着いたけど「なんか違うなんやこれ」って気付いてまた戻って調査をする、とかのほうがまだよかったのかもしれない。

メタで言えば漆黒のものまねで最後の大決戦に「民も力を合わせて活躍」って展開にしたかったからそのために西部劇でキーパーソンをなんとか作らなきゃ、っていう意図なのかな?そんなネタ半分な展開に駆け足なペースで漆黒の真似事されても同じ感動は出ないよ。というか漆黒でもう見たからそれ。

第1世界の3人の原初世界ver+死んだ奥さんの生きてるverが見れるのはまあよかった。

これだけめっちゃ主張したい。これから危機に立ち向かうシーンでディズニーの音楽流すな。ボーカル場違いすぎる。あまりにも場違いすぎる。王さま発表会のときはまだいい、ここは違うだろ。何考えてんだ。

スフェーン&アレキサンドリア

エルピスで見たその展開。

FF9はミリしか覚えてないしそこまでのファンでもないけど、それでもスフェーンが登場するときに使われるFF9のbgmは合わないと感じた。しかも最後まで読んでも「これ別にアレキサンドリアじゃなくてもよくね?」って結論しかなかった。

記憶がその場で消される(上書きされる)やや不気味な見せ方は結構好きだった。人が「当人」である定義はどこまでか。完全AIとかじゃなく記憶+性格+思考できる+感情を持っている、人間として機能するためのものはすべて備えていても「死んだ魂」だったらまだヒトと言えるかどうかとか、面白い感じに哲学にいけそうだなと思った。FF9をテーマにするなら「死」に対してのいろんな感情をもっと見せてくれてもよかった。もう死にたくない幸せを手放したくない。死んだことすら理解できてない。死んだのを知ってて今が幸せではあるけど別にもう生きてなくてもいいや。大事な人と再会できて満足、あるいは再開できたのになぜまた手放さなきゃいけない。あるいは逆にそれこそラーラーみたいに幸せしかないから幸せそのものがもうない。などなどいろいろ見せれるものあるのに、ふたを開ければ 観光、演劇、アイス、カピバラで空を飛ぶ。

ゲートの外で4人が頑張ってエーテル注いで護衛してる間に我々は、観光、演劇、アイス、カピバラで空を飛ぶ。

魂をエーテル消費で維持する、そのエーテル確保が大変になってきてる、って設定ならフィールドにアクティブな敵がいるのがおかしい。めっちゃ個人の好みだけを言えば最初のとこ非アクティブな敵だけを置いて、シャットダウン後に残留エーテルの「バグ」かなんかで民がちょいちょいとアクティブな敵になる、みたいなのをはっきりと書いてくれたら ああやっぱりキレイな表には裏が ってこっちも納得する。あんま覚えてないけどシャットダウンの後やたらと敵が多かった気がするからもしかするとそういう意図があるのかもしれないけど、もしあるとしたら上手く伝わってない。

エレンヴィル&クルル

キャラの無駄遣い。なんなら後半の主人公はこのふたりで良くないか、ウクラマト留守番にでもして。

特に今回はクルルのいろんな場面の対応が良かった。ヘンに大義つけずに自分のことを知りたい、自分のために動いてる感じが良い。両親とのシーンはわりと感動した、たぶんレガシーいちばん良いとこ。

エレンヴィルは暁月のときに世界がぎりぎり終わりそうなときでも全然冷静沈着でクールなのにレガシーで故郷が…ってめっちゃ動揺してるのがおかしいって感じた。暁月のとき故郷のこと1ミリも心配してなさそうだった。目の前の届く距離だからこそ感情的になるのかな。後半やたらと動揺多くて感情的になってくのが、そういうキャラじゃないような、いやそうでもないような、っていう絶妙なライン。カフキワとの関係も良かった。

戦闘できないけど戦闘できないなりにある程度活躍してる、一緒に旅してもジャマに感じないのが良い。

では今回はここで居座る、今回はここで待機、ここで急にこの人が合流 ってフェイスの歯車感がところどころ露骨すぎた。ロールに縛られずに、みたいなことをPLLで言ってたけど、ロールに縛られないかわりに「頭数をジャストにする」ために何かしら理由つけて退場させられてる。

特にエスティニアンはわりと本当に別にいなくてもいいんじゃないかってレベル。いまんとこ一番の存在意義がリーヴや魚説明のネタ用。

グラハそこまで推してないはずなのにグラハとヤシュトラが再登場したとき自分でもびっくりするくらいホッとした。

アリゼーは最初のとこがほんまもん空気だった、だいたいな人が1行ぐらい台詞あるのにひとりだけ頷いて終わり、って場面が多かった気がする。性格的にウクラマトと仲良くなれそうって思ったのに全体的に旅の途中はキャラ同士の距離感が遠い…と思いきや、なんかいつのまにか親友みたいなポジになってた。なんなら途中まではどちらかというとクルルのほうが近そうな気配だった、保護者的なポジで。
というかアリゼーがなんか声がヘン?前より落ち着いた演出がおかしくなってただの不機嫌そうに喋る女になってるシーンがところどころ。
トラル襲撃後のウクラマトとアリゼーの会話はちょっとだけアリゼーの株があがった。
なお後半のとこでまっさきに「間違ってる」って言ったり「この人にひとりで背負わせないでね」って相も変わらずしんどい距離感されてやっぱり私はこの人ムリだわってなった。オーティスとのはなしでこっちをチラっと見てるとこやや引いた。ラブコメのヒロインかなんか。

サンクレッド&ウリ 堂々とこっちと敵対できるのアガる、胸が躍るっていって結局唯一の敵対が93IDで「ごめんおまえら別のルート探しといて」ぐらい。

ヤシュトラ わりとガチでゾ討伐戦で頭数うめるためだけに登場した説。
あと最低限のファンサ。

あとは誰だ。アルフィノ?ただのアルフィノだ。

(ほぼ余談)コーナ

むしろ王に相応しいほう。ちゃんと弱さに気付いて成長してるところもまた主人公寄り。戦闘ではひたすらAOE踏んでるポンコツってのも設定に一致してるからおk。そういえばウクラマト成長してるだの武王だの言ってるわりにはサンクレットやゾラージャと違っていろいろ顔面受けしてたな。

しいて言えばウのとこにも書いたように、賢いなら感情だけで国が成り立たないって一番知ってるはずだから感情が妹に及ばないから譲るわ~って展開がおかしい。そうはならんやろ。シスコンならむしろシスコンを貫いて「妹は僕が守る」側にたったほうがまだ納得するわ。

シスコンといえば、今回もネタ寄りにシスコン演出されたけど、暁月のときにちょうどナブディーン→ヴァルシャンのブラコン演出いっぱい見せられたからもうええってって気持ちはあった。

ストーリー全体的だけど、というか今回に限ったはなしじゃなく前のパッチから、それこそマンダヴィルがまさにそうだけど、事件屋が人気だからって調子のってそういうノリをありとあらゆるところに入れてるのしつこい。限度がある。


シナリオで違和感あるところがあまりにも多すぎて書き出したら長文愚痴になってしまった。めっちゃ簡潔にいって書いてる人は精神の部分に触れたがってるわりにはキャラの心境(ひいてはプレイヤーの心境)をまったく把握できてない感じがする。あるいは言葉の使い方が上手くない。

前半でちらり見せてるキャラの裏の部分がプレイヤーに伝わってもそれがゲーム内のキャラ誰一人にも伝わってない、展開に影響与えてないならそれを見せられる意味がない。むしろキャラとの温度差でイライラさせられるだけ。逆にちらりも見せられない部分が急に爆弾のようにドンって顔面に投げられても反応しようがない。世の中「急展開」というものは存在するけどそうじゃない。撒いた種ちゃんと拾えと思うし、撒かれない種が急に世界樹になられても共感しようがない。人間の行動はその人の性格と思考回路に影響されるものだから「裏付け」が納得しづらい行動とられたら矛盾が発生する。そういう矛盾がいっぱい発生してるあたり、キャラの「性格」を把握できてない感じがする。ストーリー作りたくてキャラはそのストーリーをてきとーに飾るだけの存在程度にしかなれてない感。いや逆にそういう矛盾があること自体人間らしさなのかもしれないが。とにかく偽善の塊の「味方サイド」がやったことぜんぶ盲目的に「ハッピーエンド」になったのがあまりにも一方的過ぎる、納得いかない。

キャラの性格といえば、今回特にヒカセンというキャラも、誰よりも空気だった。なんならヒカセンが存在せず、ヒカセンが最初からやってることを全部ウクラマトにやらせたほうがまだストーリーとして成り立ってるのかもしれない。傍観者として主人公のとなりでサポートする役ならせめてFFTや12のラムザやヴァンぐらいの、「なんだかんだこの人の存在が重要ただし当物語の主人公ではない」感がほしかった。

そのくせあのNPCやこのNPCがなぜか、理由もなく、ほぼ初対面なはずのヒカセンに、重要な秘密をこっちに伝えたがる。

そうはならんやろ。



おしまい。

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