小満(ルッコラと煎茶)移ろいゆく水と花
一年を春夏秋冬の4つに分け、さらに約15日ごとに分けた二十四節気。農業の目安として季節の変化に対応するために中国より伝来したと言われています。
移ろう季節をより身近に感じることができたらと思い、emmyと、MayuAraiによるドリンクといけばなを二十四節気の時季に合わせ、お手紙のやりとりをしています。
今回は第五九回目の『小満』、emmyからのお手紙です。
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Mayuさん、こんにちは!
あっという間に夏の気配を感じるようになりました。
いかがお過ごしでしょうか?
『立夏』のお手紙では鳴子百合の若葉色が眩しく、爽やかな初夏の香りをいただきました。ふくよかな芍薬との取り合わせがとても素敵です。
『小満』の季節をむかえましたが、真夏のような暑い日があったりどさりと雨が降ったり、すこし疲れやすい日が続きますね。
この時期のぐずついたお天気は「梅雨の走り」というそうですが間もなく訪れる梅雨の前触れ。それが過ぎたら本格的に夏がやってきます。
近頃の強い日射しに危機を感じてつい今年は日傘を新調してしまいました。
小満とは「万物の命が満ちていく」という意味合いだそう。
麦をはじめとする草木の成長を指しており、野菜などにも季節を感じるようになってきましたね。
今回は、ルッコラの花を主役にドリンクを作りました。
ルッコラの花の香りは少しスパイシー。花や茎は葉とはまた違った濃厚な味わいです。
トマトの出汁とホエイを合わせて瑞々しい味わいにしました。
じっくりと氷で淹れた煎茶を加えてキリリと引き締めます。
アクセントに落花生とレモンピールを加えています。
氷の入ったグラスは見るだけで爽やか。あしらえた花も涼やかに見えます。
最近はアトリエ店舗の準備でバタバタとしているのですが
タイムラインで見るMayuさんのいけばなの美しさにふっと心にゆとりが生まれます。
慌ただしい時こそ節気の節目に立ち止まって季節を感じていきたいものですね。
じめじめとした時期もすぐそこですが気圧の波にも打ち勝って過ごしていきましょう!
それでは!
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二十四節気に合わせ、季節に寄り添ったドリンクとお花の交換会をしています。
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