穀雨(茗荷とバラ)移ろいゆく水と花
一年を春夏秋冬の4つに分け、さらに約15日ごとに分けた二十四節気。農業の目安として季節の変化に対応するために中国より伝来したと言われています。
移ろう季節をより身近に感じることができたらと思い、emmyと、MayuAraiによるドリンクといけばなを二十四節気の時季に合わせ、お手紙のやりとりをしています。
今回は第八十一回目の『穀雨』、emmyからのお手紙です。
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Mayuさん、こんにちは!
日に日に陽射しが強くなっていくこの頃、いかがお過ごしでしょうか?
前回のお手紙ではまだ寒さが残る頃、一気に季節が進んだようです。
こんもりと盛られた菜花と色合いが美味しそうです・・!
Mayuさんは新生活が始まったのですね。
慣れるまで大変なこともあるかと思いますが、変化を楽しまれてください!
さて、あっという間に節気は『穀雨』。
晩春の季節となりました。
この時期は茶摘みの八十八夜や土用の行事もありますね。
季節の変わり目である今回は、これからが旬の茗荷を使ってドリンクを作りました。
爽やかな香りの茗荷に烏龍茶、ほのかにスパイシーなバラ、種無しぶどうを組み合わせました。
黒文字、檜の蒸留水を加え、深緑の香りをふわりと纏わせています。
木々の涼やかさに茗荷の独特な香りが重なり、豊かな印象に。
これからの季節に似合う一杯となりました。
あれよあれよという間に春が過ぎていった気がします。
4月ももう後半だなんて・・・。
疲れが身体に表れがちになる時期です。
春の土用は「戌」の日に『い』がつくものを食べるのがいいそうですよ。
イチゴやイカなどを食べて夏を迎えましょう!
どうかご自愛くださいませ。
それではまた!
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二十四節気に合わせ、季節に寄り添ったドリンクとお花の交換会をしています。
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