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小暑(梅と玫瑰花)移ろいゆく水と花

一年を春夏秋冬の4つに分け、さらに約15日ごとに分けた二十四節気。農業の目安として季節の変化に対応するために中国より伝来したと言われています。

移ろう季節をより身近に感じることができたらと思い、emmyと、MayuAraiによるドリンクといけばなを二十四節気の時季に合わせ、お手紙のやりとりをしています。

今回は第三十七回目の『小暑』、emmyからのお手紙です。

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Mayuさん、こんにちは。

いつのまにか梅雨が過ぎ、勇み足に来た夏の陽が眩しく感じる日々ですが、いかがお過ごしでしょうか。

夏至にいただいたブバリアと連翹のお手紙では水面に映る連翹の枝と可憐なブバリアの花が涼やかで、消耗しがちな毎日につかの間のひとときを頂戴しました。
最近、お仕事で静岡に行く機会があったのですが、海を眺めながらMayuさんが見ていらっしゃる海も近いのかしらとふと考えておりました。

さて、初夏のこの時期といったらやはり梅。
梅の甘ずっぱい香りに包まれながら下拵えをしていると、青梅のビターな青味もころんと色づき熟した梅たちも愛おしく、いよいよと太陽の季節がやってきたことを実感します。

そういえばとお手紙を見返したらやはり昨年も梅を使ったドリンクをつくっていましたね。

今年は完熟した梅を使い、できるだけ甘さを抑えてあっさりとしたシロップに。

完熟梅のとろんとした甘い味わいにふくよかな薔薇の花茶を合わせました。
大ぶりの玫瑰花をゆっくりと開かせて香りをうつします。


じっくりと花が開いていく様子を眺めているとすっかり時を忘れてしまいそうになります。



酸味はライチのような香りのするカカオビネガー、すこし塩気のあるトニックウォーターを加えています。



液体の泡が天の川のよう。

今年も澄んだ空を眺めることは難しそうですが、七夕の夜は穏やかな気持ちでゆっくりと過ごしたいものですね。

今年は夏が長いとのこと、身体に堪える日が続きますからどうかご自愛くださいませ。


それではまた!

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二十四節気に合わせ、季節に寄り添ったドリンクとお花の交換会をしています。
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emmy
MayuArai

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