処暑(トマトとスイカ)移ろいゆく水と花
一年を春夏秋冬の4つに分け、さらに約15日ごとに分けた二十四節気。農業の目安として季節の変化に対応するために中国より伝来したと言われています。
移ろう季節をより身近に感じることができたらと思い、emmyと、MayuAraiによるドリンクといけばなを二十四節気の時季に合わせ、お手紙のやりとりをしています。
今回は第六十五回目の『処暑』、emmyからのお手紙です。
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Mayuさんこんにちは!
絵の具みたいな空の色ともくもくとした掴めそうな雲を見ていると夏らしさを感じます。
まだまだ暑いですが今日は夏の盛りが過ぎる『処暑』。少しずつ次の季節へ移っていきますね。
Mayuさんにいただいた立秋のお手紙では、夏の中に秋の気配が優しく香ってくるような美しさがとても素敵でした。植物達はもう秋の準備をしているのですね。
今回はトマトとスイカの夏野菜を使って夏の終わりをイメージしたドリンクをつくりました。
瑞々しいトマトの皮を剥き、濃いめに淹れたほうじ茶と一緒にとろりとくずれるまで煮ます。
カットしたすいか、ペッパー、ナッツゼラニウムとキビ砂糖を少し加えます。
スイカの独特の青い香りとシャクシャクとした食感はそれだけで夏の情景や思い出を想像させてくれます。ハーブと組み合わせて濃厚でスパイシーな味わいに組み立てていきます。
最後に唐辛子入りのお酢を加え、ピリッとあと引く辛さと発酵の香りで整えます。
夏の終わりを味わうように濃厚な味わいと余韻の続くドリンクになりました。
少しずつ陽が暮れるのが早くなり、夜が長くなってきましたね。
夏の疲れもたまる頃です。美味しいものを食べて癒していきましょう。
それではまた!
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二十四節気に合わせ、季節に寄り添ったドリンクとお花の交換会をしています。
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