寒露(洋梨とほうじ茶)移ろいゆく水と花
一年を春夏秋冬の4つに分け、さらに約15日ごとに分けた二十四節気。農業の目安として季節の変化に対応するために中国より伝来したと言われています。
移ろう季節をより身近に感じることができたらと思い、emmyと、MayuAraiによるドリンクといけばなを二十四節気の時季に合わせ、お手紙のやりとりをしています。
今回は第六十九回目の『霜降』、emmyからのお手紙です。
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Mayuさんこんにちは!
日に日に早くなる陽暮れに、夜が長く感じるようになってきました。
寒暖差が激しいお天気に秋の花粉がムズムズ・・・ようやく訪れた秋を感じながらも、はやく冬になってほしい。。とつい思わずにはいられません。。
先日いただいたお手紙の『器を大地と思っていける』の言葉がとても素敵でした。グロリオサと山査子の動きなどMayuさんの作品からもそういった気配を感じています。
https://note.com/mayu_arai/n/n9027fb1975a4?magazine_key=m9b3396c817b4
さて、今回は秋の最後の節気である『霜降』。
朝夕の寒さが冷え込み、文字の通り霜が降りる時期とのことです。
次の節気は驚くことにもう冬。今年は夏が長かったからなのか、時の流れの速さに驚きます。年末もうっすらと近づいてまいりましたね。
秋の終わりに合わせて、とろりとした果肉の洋梨とほうじ茶を組み合わせて香ばしいドリンクを作りました。
濃く煮出した金木犀がブレンドされた釜炒り茶に洋梨、カカオビネガーとピンクペッパー、青柚子ときび砂糖を加えます。
冷めたらグラスにとり、
水出しのほうじ茶と炭酸を注ぎ、柿の葉の蒸留水をすこし垂らします。
蒸留水は乾燥させた柿の葉と枝を蒸留したもの。透明なのにお茶のような香りがするのが面白いです。
じわりと噛み締めるように味わうと、華やかな薫りにふくよかな重なりを感じられるドリンクです。
金木犀が香る季節ですが、ふわりと道すがらあの香りが漂ってくるとついついオレンジ色の花を探してしまいます。
そろそろ寒い日に食べる温かいものが恋しくなってきました。
季節の変わり目、どうかご自愛くださいね。
それではまた!
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二十四節気に合わせ、季節に寄り添ったドリンクとお花の交換会をしています。
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