小雪(松とローゼル)移ろいゆく水と花
一年を春夏秋冬の4つに分け、さらに約15日ごとに分けた二十四節気。農業の目安として季節の変化に対応するために中国より伝来したと言われています。
移ろう季節をより身近に感じることができたらと思い、emmyと、MayuAraiによるドリンクといけばなを二十四節気の時季に合わせ、お手紙のやりとりをしています。
今回は第七十一回目の『小雪』、emmyからのお手紙です。
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Mayuさんこんにちは!
急にぐっと冷え込みました。
すっかり冬の気配です。
ついこの間まであんなに暖かかったのに、、、今年は秋が一瞬でしたね。。
前回のお手紙では暦とお天気がちぐはぐでしたね。季節はずれの暖かさにMayuさんの野ばらと菊の澄んだ余白に癒されました。
さて、今回は雪がちらつくほどの寒い暦の『小雪』。松葉を使って冬の静かな気配を意識しました。
実は先日友人に連れて行ってもらい、大分の山の森林を見てきたのですが、野山の事や森林の事など、自分達の生活に直結していく事等知ってたようでなにも知らなかった事に気付かされました。
行った頃はまだ紅葉前だったのですが、そろそろ紅葉も始まる頃でしょうか。
松葉に茎の部分を使用した煎茶、龍眼を合わせます。
免疫に良く、漢方に使用される龍眼はライチみたいな透明感のある華やかな味わい。
抽出した後にそっとローゼルのお茶を加えます。華やかで甘酸っぱい味わいにスッと松の清涼感が香ります。
色づいた葉のような色合いのドリンクです。
そういえば、「小春日和」とは今の時期の初冬の暖かいお天気のことを言うのだそうです。
「春」と付くのになんだか不思議ですよね。
ようやく陽射しが穏やかになってお天気が心地よく感じるこの頃です。
少しずつ年末の気配も感じてくる頃でしょうか。。
寒さにも備えて、労りながら過ごして行きましょう。
それではまた!
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二十四節気に合わせ、季節に寄り添ったドリンクとお花の交換会をしています。
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MayuArai