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終わるその時まで。

酷い夢を見て、目を覚ましたら雨が降ってて。
どうしようもなくて、布団にうずくまった。
そうだ、昨夜の楽しい記憶を辿ろう。
だめだ、夢が、波のように押し迫ってくる。
もう一度眠ろう、そしてまた心を抉られるような夢。

どうして現実はこんなにも楽しいのに、夢の中の私は怯えて、酷く悲しいのか。

秋はいつも憂鬱で、金木犀の香りや澄んだ空を見て、どうにかやり過ごしてきた。
急に冷えたり、雨が降ったり、私達の身体は心は、そんな急激な気候に追いつけるわけもなく。
抗えないものってあるんだ、どうしたって。
だからまた眠った。起きたら夕方になっていた。雨は止んでいなかった。

昨夜はメキシコの文化に少しだけ触れました。
下北ナイト。
メキシコの雑貨ってカラフルで、信仰や死をモチーフにしたものがとても多い。
カラフルな骸骨や、イエスキリスト、マリア。
映画、リメンバー・ミーを見た時、胸が躍ったのを覚えている。
タブーとされがちな死の世界を、鮮やかに、ポップにしていたのがとても素敵だと思った。
そしてメキシコの人達の死生観に思いを巡らせる。

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