「『バカ』がつくほど愛してる。~津軽塗・こぎん・ねぷた~」展(弘前市立博物館)
こぎん刺し、津軽塗、そしてねぷたの魅力が詰まった地域に密着した郷土愛あふれる企画展。
こぎん刺しは地域によって模様に違いがあり、規制がある中でも実用的でありながら、美しい模様の衣服を創り出そうとした人々の想いと苦労が思い知らされます。一方で現代ではこぎん刺しが見直され、様々な雑貨に使われるようになってきました。
津軽塗は江戸時代の作品から現代の作品が展示されていました。いくつもの過程を重ねてようやく出来上がる津軽塗は職人の技工と審美眼が光ります。昔の作品ではお花見用の重箱、蒔絵を保存する箱が印象的で、
現代の作品では桜の模様が散りばめられた箱がとても美しかったです。
ねぷた祭りは既に終わりましたが、昭和や平成のねぷたの絵が壁に展示されており、その迫力を味わう事が出来ます。更にはねぷたの歴史を振り返った動画や、最古のねぷた絵もありました。ねぷたの余韻に浸るのもいいですね。
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