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カナダ最初の首都 キングストン:セントローレンス川クルーズとおすすめレストラン

カナダ建国時の首都であるキングストン(Kingston)に日帰り旅行に行ってきました。

キングストンは1841年から3年間、カナダ連邦の首都として栄えた歴史的な街です。今回はその魅力をご紹介します。


キングストン

キングストンは、トロントから約260km、オタワから約190kmの場所に位置する街です。アメリカとの国境に近く、対岸はすぐアメリカという立地です。

故高円宮殿下が留学していたクイーンズ大学(Queen’s University)を有する学生街でもあり、トロントやオタワと比べて、ゆったりとした時間が流れていて、住みやすそうな落ち着いた印象を受けました。

キングストンでのお勧めの過ごし方

1. セントローレンス川クルーズ

今回の旅のメインイベントは、セントローレンス川に浮かぶ小さな島々で有名な「サウザンド・アイランズ」を巡るクルーズ!

3時間コースの大型船


幾つかのクルーズコースがあり、長めの3時間コースでは多くの島を見ることができますが、今回は子供連れのため1時間コースにしました。(1時間でも子供が飽きてしまったのでこのコースにして正解でした)

1時間コースの船


1時間でも気持ちの良い風を感じながら、クルーズを充分満喫できました。

風力発電の風車(写真右奥)も見えるのどかな景色



クルーズ後には、オーシャンフロントでの散策や食事も楽しめます。


2. 市庁舎

キングストンの中心に位置する市庁舎は歴史を感じさせる建物です。観光シーズンにはガイドツアーも実施されているそうです。


3. 街並み散策

石造りの建物や歴史を感じさせる街並みも、キングストンならではの魅力だと感じました。


子連れOK!キングストンのおすすめレストラン

1. Chez Piggy

カナダ料理が楽しめる人気店「Chez Piggy」。たまたま路地裏を歩いていた時に見つけたお店です。昼前にもかかわらず賑わっていたのでネットで確認したところ、キングストンで人気の高いお店でした。



まず注文したのは、プリンスエドワード島産の生牡蠣!先月旅行した地元プリンスエドワード島での値段と比較すると少し割高ですが、新鮮な生牡蠣は食べる価値ありです。


生牡蠣以外は、スモークサーモンのエッグベネディクト、キッズメニューのフレンチトーストなど、カナダらしいメニューが多いです。


2. mio gelato(ジェラード)

キングストン中心街にあるジェラード店「mio gelato」

外まで列ができて賑わっていました


自然素材にこだわったジェラードで、暑い日にぴったりの一休みスポットです!


3. SENS CAFE

中心部から少し離れた場所にある落ち着いた雰囲気のカフェ「SENS CAFE」

カフェとは思えないような外観です


観光客は少なく、パソコンを広げて勉強や仕事をしている人が多く、ゆっくりと過ごすにはぴったりの場所ですが子供が騒ぐと目立ちます……。


なぜ首都がオタワに移されたのか?

カナダの首都は、なぜキングストンからオタワに移ったのか気になり調べてみたところ、カナダの首都は1841〜1843年までキングストン、その後モントリオールを経て、1857年に現在のオタワへと移されました。

移転の主な理由は、キングストンがアメリカとの国境に近すぎたためです。当時、アメリカはカナダの仮想敵国とみなされていて、首都が国境に近いと安全面で脅威となるため、首都を別の場所に移す必要があったのです。

また、オタワは英語圏とフランス語圏の境界線上に位置しており、カナダ東部(ケベック州)と西部(オンタリオ州)の中間にあるため、両言語圏のバランスが取れた場所であったのも理由の一つのようです。

まとめ

歴史と自然が融合したキングストン。トロントやオタワなどの都市とは違った落ち着きのある街でした。コンパクトな街なので、日帰りでも充分に楽しめます。トロントやオタワなどの主要都市から車で約2時間とアクセスも良いので、バスやレンタカーでの日帰り旅行にもお勧めです。

サウザンアイランドの島に上陸できるツアーもあるようなので、次回行く事があったらそのツアーに参加したいと思っています。




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