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明石市立天文科学館満喫話

先日、ようやく念願だった明石天文科学館に行ってきました。

小さいころの刷り込みというのは恐ろしいもので、「日本の標準時は明石」と小学校の社会の時間に習って以降、なんとなく明石というのは特別な場所のような気がしてたんですよ。

よく考えれば、「東経135度」というのは何も明石に限らず、京丹後市、福知山市、豊岡市、丹波市、西脇市、加東市、小野市、三木市、神戸市西区、明石市、淡路市、和歌山市と、一府二県を通ってるんですけどね(苦笑)。

それはともかく、小学生の時に「明石の天文台」と聞いてから、一度行ってみたいと思っていたわけです。

天文科学館は明石駅から歩いて15分くらい。事前にHPを調べたところによると、入場料の中にプラネタリウム代も入ってるのですって。つまりプラネタリウムを見ても見なくても入場料は同じ。それなら見ないと!

プラネタリウムの投影は1日5回ですが、うち2回は子供向けなので、オトナとしては実質3回。割とギリギリの電車で着いてしまったので小走りで向かい、しかも途中で道を間違えるという初歩的ミスをしましたが、何とか間に合いました。ほっ。

最近のプラネタリウムはちょっと映画っぽくなっていて、大画面を使って映像が流れるシステムが多いですよね。それもそれで楽しいのですが、投影機を使ってスタッフがその場で解説してくれるクラシックなシステムはやはり見ごたえがあります。

大迫力

この明石天文科学館のプラネタリウムは、なんと私より年上(!!)。しかもカールツァイス製なんですって。

カールツァイスのプラネタリウムが出来て100年

スタッフの流れるような説明(+おやじギャグ)を聞きながら、いったい何回練習したらこんなにすらすらと話せるようになるのかとつくづく感心してしまいました。当たり前ですが星空は毎日少しずつずれていくわけで、つまり毎日説明する内容も変わるわけですよ(大きくは変わらないまでも)。それに日々対応しているのかと思うとなんだか頭が下がりますね。

プラネタリウムのあとは館内見学。展示も充実しているし、じーっと見ているとスタッフ(ボランティアかな?)が親切にあれこれ説明してくれるので、めちゃくちゃ楽しかったです。「子午線」の意味もようやく分かりました。

ネズミとウマだったのか!
東経135度をまたいでみました

天気が良かったので「人間日時計」もはっきりくっきり。

12時少し前

十分満喫したところで、明石駅付近の標識を探すことに。

道路に突然現れる
郵便局の名前が素敵
由緒正しき最初の標識
標識の横の交番も天文台チック

という大満足の天文科学館+明石散策でした~。