後期初日
10月から新学期に入りました。後期がスタートです。
後期初日からこまごまとした書類の嵐。あっちにサインして押印して、こっちにメールして電話して。生産性があることをした気がしないのですが、あっという間に外が暗くなっているではないですか。あうう。
今日のハイライトは学外機関とのコラボ企画。
学内の話であれば、当事者に直接電話して話を聞いて、ふむふむそういうことだからこうなったのか、とわかるのですけどね。学外の複数の人が関わっているので、私の目の前に差し出された状況がどうしてそうなっているのかいろいろ腑に落ちなくて。周辺の断片情報から、もつれた糸をほどくように推理するという、これまた非生産的なことにずいぶん時間を使ってしまいました。
1つの事柄でも、みんな見方や考え方が違いますよね。それなのに、私がその事柄について考えたとき、ついみんなも同じように考えるのではないかと思ってしまう。「みんな見方や考え方が違う」という、当たり前と言えば当たり前のことをつい忘れてしまうのです。今日も上述した企画について同僚と話していたらビックリするほど意見が合わず、あっ、また当たり前のことを忘れていたなと痛感したわけ。
ちなみに「意見が合わない」ことは非常に大事なことです。いろんな角度からいろんな意見が出ることで全体像が見えてくるし、私の中での見落としにも気づけるので、一方向からの意見しかないのはむしろよろしくない。それぞれが考えていることを率直に話して、それぞれの考え方を理解して、少しずつすり合わせていくのが大事ですよね。
多くの方は「意見が合わない」ことに対してネガティブで、対立する意見を言うと「敵だ」とみなされたりします。どんなに仲が良くても完全に同じ考えの人はいないはずだし、仲が悪い人でも自分と似たことを考えていることだってたくさんあります。そこがごっちゃになると、「仲のいい人の意見は常に正しい」になってしまうのですが・・・。意外とごっちゃになっている人が多いんですよねえ(ため息)。
明日から授業が始まります。余裕がなくてバタバタして、しんどくて疲れて途方に暮れる、そしてワクワクして楽しみな数か月がスタートです。