ここには 息子の魂はいない 息子はうちに居てくれてる わかっては いるけど 息子が最期に 見た景色を 見たくて その景色を見ると 涙が お母さんも あんたのとこに 行きたいよ この青空に この景色に 飛びたかったんやろーね 現実逃避 できるような この 山の上 あんたの気持ち わるよ この景色 天国みたいやね もう少し 待っててね ごめんね 1人逝かせて ごめんね 待っててね
長男が亡くなる 今年の2月まで 私は サーフィンする事が生き甲斐で 海を見るだけで 幸せで 海以外考えられなくて 波乗りは 一種の 中毒 麻薬のような 波乗りすると アドレナリン放出して 幸福な気持ちで でも あの日から 長男の事しか 考えられず あの時の 私はどこに行ったんやろ 海。 見たくない 長男の遺骨のある 部屋で過ごしたい 幸福とは思わないけど 安心? 呼吸しやすい? ホッとできる? 居心地がいい? 部屋の中で1日 朝起きて まばたき
私はグループホームで働いてる 認知症共同生活型介護 定員9名 70歳~100歳の方が入居されてる ほぼ毎日 夕方になると 『家の鍵をひととこだけ開けてるとよ ちょっと帰ってくるわ! 直ぐ戻るから!そこやから! 見るだけやから! 大丈夫! 歩いて帰るから』 歩行器でも足がもつれる94歳の女性 落ち着きなく玄関に何度も何度も ヨロヨロ~しながら 独歩できないのに 歩き続ける 夕方電話で息子さんと会話しても 直ぐに忘れてしまうので 『息子にずっと会ってない、電話も
今日は大雨の中 職場の健康診断へ 体重測定 2月に息子が旅立って 4㎏痩せていた 腹囲は変わらず。。 変な痩せかた きっと顔がこけて 上半身だけ ガリったんかな 身体を動かすといえば 仕事の入浴介助で汗だくに なるくらい 私にとって “食” とても大切だった 美味しいものを食べる 趣味だった あの日までは。。 あの日からは 息子の好きだった物を作ることで 癒されてる 癒されるというより 息子に対して 懺悔の気持ちで 作ってるのかも 息子の好物を 作
久しぶりの2連休 あの日までの 休日 5時起きで 海へ 波乗り2時間 帰宅して朝食 納豆トーストとコーヒー また2round目 波乗り 友達とカフェでお茶 夜は友達と呑みに 夜の街へ いっときも じっとしてなかった 私 あの日からの 私の休日 長男の遺影の前から動けず 長男と私の 珈琲準備 ボッーーーとして 気付いたら 夕方 長男は こんな私 望んでないはず 手紙に書いてあった 『波乗り気を付けて 良い彼氏できると良いね』 波乗りできない
自ら命を絶った長男は きっと 人間関係に疲れてたんだと思う 嫌われたくない 相手に好かれたい 自分の事をどう思っているんだろう… 認めてもらいたい 自分が損しても相手に尽くしたい 毎日 こんな事を思いながら 仕事 家庭 過ごしたんだろう 長男は2度結婚を失敗してる 会社を起業して 潰している 自分の理想を実現して 挫折して 私も2度 結婚に失敗 籍を入れてない人と合わせたら 3度の失敗 女の私とは違って 長男は男だから きっと 私以上に プライドもあり
16歳で知り合った人と 18歳で妊娠 嬉しくて嬉しくて 直ぐに入籍 そして 直ぐに流産 悲しみの中 19歳 再び妊娠 大切に大切に慎重に 20歳 無事 長男出産 嬉しくて 可愛くて 愛ぉしくて 毎日キス100回以上しながら 大切に育てる中 生後7ヶ月目 突然痙攣 続けて2回 医大で検査 診断名 てんかん まだ21歳の私は 先生の前で泣きながら 『助けてください』とすがりました 可愛い我が子が痙攣してしまう あの顔は 目は白目になり 呼吸も止まり
何度も職場を辞めようと 色々考えてます あの日 あの時の管理者の言動 人間として 福祉従事者として 私は 失格だと思ってます あれから 直ぐに異動になり 私が上司に 『あの管理者が居ると働けません』 と 詳細説明したので きっと 異動になったのでしょう 上司の俊足な判断 ありがたく 辞めたくても あの時。。。 直ぐに 管理者の異動を考えてくれた 上司に申し訳なく 辞表が出せません でも もう、私は 以前と違って 上司の期待に添えられるよ
たまたま特攻隊の遺書を 読むことになって 長男からのメッセージかも って思った 回天(特攻)の18歳少年の遺書 『お母さん、私は後3時間で祖国のために散っていきます。 胸は日本晴れ。 本当ですよお母さん。 少しも怖くない。 しかしね。 時間があったので考えてみましたら少し寂しくなってきました。 それは、今日私が戦死した通知が届く。 お父さんは男だからわかっていただけると思います。 が、お母さん。 お母さんは女だから、優しいから涙が出るのでありませんか。 弟や
今夜は 自分を拳で 殴ってみた 何度も 頭や顔面を 何で 長男の苦しみに気づけなかったか 気持ちに 寄り添えなかったか 自分に腹がたって アタシは バカ母親!!!! 最低な母親!!! アタシが先に死ねば良かった
今夜も 私の枕カバー 長男のTシャツ。。 あの時に おそらくADE使用の為に 真っ二つに切られた 最後に着てたTシャツ 私が プレゼントした ピンクのTシャツ 最後に着てた Tシャツ 今夜も涙で濡らしながら 長男を抱き締めながら
仕事中に 忙しかったけど 喉が渇いて たまたまロッカーに行き お茶を飲んで 携帯をチラ見 着信入ってる 語尾が110 何回も 警察だ。。 イヤな予感 折り返しかけてみると 案の定 長男の名前が出て 『息子さんですか?』 息子が何かしたんですか? 『いや。。。また折り返し電話するので 必ず電話に出れるようにしていて 下さい』 なんですか???💢 息子が何をしたんですか💢? 『今は言えませんが 確認次第直ぐに折り返し電話します 必ず電話に出れるよう
自死した家族は 苦しみます ツラいツラいツラいツラいツラい 何も考えてないのに 突然 泣きわめいてしまいます 後を追いたくなります でも 自死した本人は もっとつらかったはず 精一杯!!!! 頑張って 苦しんで もがいて 泣いて 結果 この世に未練なく 天に召されて逝くんだと 思います 自死は絶対に 食い止めたい!!!! でも 自死は精神的病の 病死 私は長男に 言いたい あんた 33年 よく頑張ったよ!! アタシの息子として 生まれてき
自死遺族にしかわからないと思うけど。 『何か悩んでたんですか?』 悩まなくて自死しないと思う それを聞いてどうするの? って思ってしまう 聞かないで欲しい でも、遺族となった今の自分だから わかる気持ちなのかな。。 あの日から私は長男の事しか 考えられず 会いたい会いたい会いたい