Steam キー乞食にキーを渡してはならない実例
どうも、しがないゲーム作家の EIKI` です。
うちの今年の目玉タイトルのうち一つ、HEART of CROWN Online が明後日リリースということでにわかに騒がしい今日この頃ですが、Steam の「近日登場」に出てくるといよいよウィッシュリストとともに増えるのが、無数の Steam キー乞食たち。メールボックスはこんな有り様になります。
結論から言うと、こいつらに一切キーを与えてはいけません。転売されるからです。
ケース1 俺は curator だよタイプ
一番多いパターン。貼られているリンクのキュレーターは、全く別のキュレーターか、フォロワーを何らかの手段で嵩増ししたダミーです。あるいは、送られたキーのいくつかを実際にレビューに回しているのでしょう。そういう意味では、効果はゼロではないのかもしれないですが……。
ちなみに Steam には公式のキュレーターシステムが(転売防止のために)用意されていて、これを通してキーを送った場合は転売されることはありません。が、偽物にせよ本物にせよこの手のメールで送ったキーが有効活用されることは少ないので、送るだけ無駄です。むしろ、精力的に自分のゲームと同ジャンルをプレイしているキュレーターに自発的に送りつけた方がいいですね。
で、乞食たちはキーを転売したいので、公式キュレーターシステムを理解していないデベロッパーから直接キーを受け取るか、システムを利用した場合でも「うまく送信されてないみたい、メールで送ってくれ」「受け取ったよ、友人にも配りたいからメールであと3つくれないか?」といった手段でキーをなんとかメールで受け取ろうとします。
まあ、とにかく時間の無駄なのでマトモにやり取りする価値はありません。いや、この記事に書かれているすべての乞食たちとやり取りする必要はないんですが。
ケース2 俺はインフルエンサーだよタイプ
これもまあまああります。大抵の場合、リンク先は真面目に活動している赤の他人ですが、最近は本当にダミーのアカウントを作っているケースも散見されます。
例えばこれ。確かにゲームのレビューはしているが、やたらと散発的で、再生数があるように見えてコメントは「このような素晴らしいレビューをありがとうございます!」と自動生成されたようなもので埋め尽くされています。仮に本気でやっていたとして宣伝効果は皆無なので深く考える必要もありません。
しかし、結構な手間が掛かっていると思うんですが、そこまでして Steam キー転売は儲かるんでしょうかね? もう普通に Youtube やったほうが儲かるのでは……?
ちなみに他のパターンとしては、Twitch でアクティブかどうかよくわからないアカウントを貼ったり、tiktok とか twitter とか facebook とか。複数貼ってる割に全員明らかに別々のアカウントだったり。もう少しがんばれ。
ケース3 俺はメディアだタイプ
比較的少ないですがメディアを装ってくるところもあります。メールにやたら手が込んでいたり、こちらも実際にダミーウェブサイトがあったりするので一番頑張っている部類と言えます。
しかし、肝心のメールアドレスが Gmail だったり、中身を見てみると明らかにスカスカだったりするので一発でバレます。そもそもメディアが売れていない個人開発ゲームに直接連絡してくることなんて(イベント以外では)ありません。捨て置けい!
↑こことかは明らかにダミーサイトなんですが普通に毎日それなりに更新してるっぽいので、もう真面目にメディアやれよ……と思います。どうせキー転売なんて上手くいって一日数千円くらいの利益でしょうに。
まとめ
メールでキーを求めてくる人にキーを渡してはいけません。例外なく転売ヤーです。
あ、それはそうとハトクラONLINE、よろしくネ!
今日はB面ナイヨ