スマホ
春休みに、友人4人とラウンドワンに行くことになった。
僕は久しぶりのラウンドワンに胸を踊らせながら集合場所へと向かっていた。
到着後、早速カラオケ、ローラースケート、バドミントンなどをして楽しんだ。
お昼になり、売店で昼食を済ますこととなったので、席を取る班と買いに行く班で交互に買いに行き、だべりながら食事を済ませた。
その後、少し休憩する事となり座ってゆっくりしてたら、友人がポケットからおもむろに出したのは…
スマホだった。
えっ? 話しながら休憩するんとちゃうん? 何で、スマホなんかいじりよーとよ。
なんて言う、心の声は食道に留めておいて、僕もスマホを触ろうとしていた… けど… あれっ? スマホが付かない。 ホームボタンを押しても、スリープボタンを押しても反応が無い。 だけど、充電が無いということでは無さそうだ。
突然目の前が暗転した。 暗い。 怖い。 声が聞こえる。 誰だ?
スマホを触らんといて。 ここにおるのに何で触ろうとするん? 遊んでよ。 ねぇ。
そっか。 そうだよね。 分かったよ。
「ねぇ、バレーボールしに行かん?」
「良いねぇ!」
「行こう行こう! LET'S GO!!」
「うん!」
心做しか、ラウンドちゃんが笑っているように感じた。
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