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CELTA(英語教授法)取得記:模擬授業

こんにちは。
前回の記事、CELTA取得記:コース内容と1週目の様子の続きです。


CELTAはInput sessionで習ったことを、すぐに模擬授業でアウトプットする、とても実践的な英語教授法コースです。

今日はそんな模擬授業について紹介したいと思います。


クラスは12人ですが、模擬授業は6人ずつに分かれて行われます。
私のグループは、オーストラリア人2人、ベトナム人2人、トルコ人1人と一緒でした。

合計で8回の模擬授業。
Upper IntermediateとPre Intermediateのクラスを4回ずつ教えます。

生徒たちはボランティアで参加してくれていて、英語授業が無料で受けられる&私たちは教える練習ができる、とWin-Winの関係だと思いました。

国籍様々、年齢は20代〜60代と幅広く、国も年齢も関係なく英語でコミュニケーションできるって素晴らしいと思いました。
そして、みんなの学習意欲が高くて、教えてるこちらも刺激がもらえ、私もそんな姿勢を見習わなくちゃと感じていました。


授業は45分。
CELTAの教授法でとても特徴的だなと思ったのは、リーディングやリスニング、文法の授業でも、スピーキングを随所に散りばめて授業が進められる点です。

生徒は『ただ先生の話を聞いているだけ』ということはなく、先生が質問して生徒から答えを引き出す、"Elicitation"というテクニックが使われます。


また、授業は生徒が中心という考え方。
『先生の話す時間"Teacher talking time"が長すぎる。生徒にディスカッションさせたり、意見を言わせたりといった、"Student centered"を考えてレッスンプランを作りなさい。』
と何度も注意されます。

自分が受けてきた日本の学校教育と大きく異なり、とても衝撃を受けました。
でも、これなら『英語を話せるようになる』レッスン方法だなと思いました。


模擬授業が終わると、自分ではどこがうまくいって、どこがうまくいかなかったと思うか?の"Self evaluation"を述べます。
そして、授業を見学していたクラスメイトと先生からも、すぐに口頭でフィードバックをもらいます。

良かった点、ここはこうしたらもっと良くなるんじゃないか?など、お互いに意見を出し合います。

先生からは書面でのフィードバックも細かくもらえました。

時に厳しいことも言われるので大変ですが、
『あなたならできる』
『もっと上を目指せる』
と言われているとポジティブに切り替えて、次の授業に活かすようにしていました。


レッスンプランの作成は、最初は慣れず、10時間くらいかかっていました。
レッスンの目的、文法・語彙の分析・生徒が間違えやすいポイントを予想する、、、など、色々なことを考えながら作ります。

作成にあたっては、この授業で生徒はどういうことを学ぶのか?という目的がとても重要だと思いました。
これが決まってないと、授業の方向がブレて、生徒も今日は何を学んだんだっけ?という状態になってしまう。

オンライン英会話でありがちな、
『楽しくおしゃべりして終わってしまった。』
『続けてるけど伸びてる気がしない。』

といった気持ちになることもないと思いました。
(本人が「楽しく話したい」という目的で受けるのなら別ですが。)


1回目の授業と、最後の授業ではみんな見違えるほど成長していて、フィードバックをもらって、改善しての繰り返しって大切だなとも感じました。


次回は、生徒から答えを引き出す方法について書きたいと思います。


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