見出し画像

WEEKLY CINTERTOTTING NOTES : 3/16/2020

・3/12,14 旧作 2作品 (2020年23と24本目)
とある企画と仕事のために旧作をアマゾンプライムとDVDレンタルして観ました。どちらも2回目の鑑賞だったのですがとってもよかった。ある作品は15年ぶりに観ましたが超面白くて一人で観ていたのに声に出しながら大爆笑でした。観た作品は今の時点では伏せておきますが、いくつか楽しいお知らせが近々できると思うのでまた色んな人に見ていただけたらとっても嬉しいです。

これから旧作をたくさん観直す予定なのでTSUTAYA DISCASの会員登録をしました。私がアメリカにいた10年ほど前にNETFLIXがこのように宅配レンタルを始めたばかりだったのを思い出します。配信が無い作品もやはりまだいぱいあるので便利ですね。

・3/14 「ジュディ 虹の彼方に」109シネマズ  (25) 
この日の109シネマズは、感染対策として席間隔を空けての上映でした。神戸に住んでいたころは両隣に人がいるということはあまり無かったので、グッド・オールド・デイズを思い出したりもしていました。東京は映画を観る人口がとにかく多くて、さすが都会だなあと感じます。

「オズの魔法使」で世界中に知られるハリウッド黄金期の大スター、ジュディ・ガーランド。彼女は47歳でこの世を去るのですが、「ジュディ 虹の彼方に」はその亡くなる半年前に行われていたロンドン公演での彼女の様子を描いたドラマです。ジュディをレネー・ゼルヴィガーが熱演します。

画像1

レネー・ゼルヴィガーといえば「ブリジットジョーンズ・ダイアリー」で大人気だったのに数年もの間、お休みしていましたよね。2016年にブリジットジョーンズの完結編で復帰しましたがこれがですねえ、なんともねえ、いえない一本でしたねえ…。

「シカゴ」でその素晴らしい歌声はすでに知っていたものの、今作での彼女の歌唱シーン、特にロンドン公演初日の1曲目の魂がパンパンに詰まったような歌声にはただただ聴き入ってしまいました。特にロンドン到着以来、大御所ワガママおばさんっぷりを余すことなく発揮していた彼女だったので「このひとマジで今も歌えるのかよ」オーラがぷんぷんしており、そのギャップがさらにすごいスパイスとなっていました。

10代にスターダムを猛スピードで駆け上がってきた彼女の人生は知るほどに本当に悲しくなりました。当時、彼女には必要ないものだと大人たちに決めつけられていたものは、大人になった彼女が欲しくてたまらないものでした。

人の行動は色んな意味や原因があるとつくづく思う。ジュディはもちろん周りの大人の所為で薬の問題があったのだけれど、心の傷や悲しみ、怒りというのは、希望や前向きな気持ちをもって行動していてもそれとは全く逆方向に舵をきるとてつもない引力をもっていると改めて思い知らされました。

それでもステージの歓声に応えようとする姿はいじらしく、少女のころから全く変わっていなくて、なんということだと思いました。大人たちみんながあの少女を傷つけた。そういうことがとても良くわかる作品で、本当にやりきれない余韻で今もいっぱいです。ただ、ジュディの歌声で生きる力をもらった多くの人々もいて、彼女はヒーローだったということもとてもよくわかりました。

とある人物が「ドロシーに夢中だった」という過去をジュディに告白するのですが、その理由が「犬を大切にしていたから」というセリフ、本当に本当に本当によくわかる…すごく好きな人の素敵なところって、ずっと忘れられませんよね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?