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芸術の秋/箱根 ポーラ美術館Vol.2 印象派からリヒターまで

 前回はアールヌーヴォー工芸作家中心に鑑賞みていただきました。
今回は、コレクション展のもうひとつの目玉である「印象派からリヒター」までを中心にご一緒に鑑賞みて行きましょう。

前回まではこちら。


🔶箱根ポーラ美術館         Vol.2


館内には各所にアートが置かれ、飽きさせない趣向が施されています。

ケリス・ウィン・エヴァンス
照明用ガス
(眼科医の証人による。)
2015年
素材:ネオン
サイズ
378×319×191cm


水平の位置からはこんな感じです。

ケリス・ウィン・エヴァンス
照明用ガス
(眼科医の証人による。)



パリジェンヌ 1907年 ブロンズ
エミール・アントワーヌ・ブールデル
(1861-1929)



水浴の女Ⅲ 1957年 ブロンズ
エミリオ・グレコ(1913-1995) 



コレクション展
印象派からリヒターまで

※スマホ撮影しましたが、忠実に再現出来ていなかったり、残念ながら照明が写り込んでしまった作品(3作品)もありますのでご容赦願います。

🔷エドゥアール・マネ

サラマンカの学生たち
何故か、室内照明が写り込んしまいました。ガッカリ!



🔷ピエール・オーギュスト・ルノワール

レースの帽子の少女


ムール貝採り



🔷ベルト・モリゾ

ベランダにて
※作品紹介無し



🔷エドガー・ドガ

ルアール夫妻の肖像



🔷アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック

ムーラン・ド・ラ・ガレットにて



🔷フェルナン・レジェ

鏡を持つ女性



🔷ポール・セザンヌ

プロヴァンスの風景
※ここにも照明の写り込み。失礼!


砂糖壺、梨とテーブルクロス



🔷フィンセント・ファン・ゴッホ

アザミの花



🔷クロード・モネ

散 歩


ジヴェルニーの積みわら


セーヌ河の日没、冬
※ここにも照明の写り込み。


睡 蓮


睡蓮の池

 モネの睡蓮はあまりにも有名ですが、生涯に300枚も描いたと言われています。何故、ここまで多くの睡蓮を描いたのか?
単純に好きだったから、ということもあるが、それだけだったのか?が気に掛かるところだ。

自宅があったジヴェルニーの庭には、隣接する土地を買い足して近くを流れるリュ川の水を引き込んで池を造成し、そこに睡蓮を植えたそうです。

当時57歳で睡蓮を描き始め、ずっと睡蓮が主役だったが晩年は睡蓮そのものから水面に写るうつろい、朝、昼、晩、晴れの日、雨の日によっても異なる見え方を表現したかったというのが真意のようです。


🔷ゲルハルト・リヒター

抽象絵画(649-2)



🔶フィリップ・パレーノ


ふきだし
ふきだし


ふきだし

1部屋丸ごと天井に敷き詰められていた。
環境汚染を風刺した作品だそうです。


ゆらゆらと部屋の中を泳いでいました。
無言で目が何かを語っています。


ポーラ美術館内での作品鑑賞は以上となります。
館を出て、少しだけ散歩しましょう。




おぉ~っと、森の中に大きな半身の顔の像が出現。

Dexter Head 2019年
作 : 青野セクウォイア

歩道から別角度から見るとこんな感じです。

Dexter Head 2019年
作 : 青野セクウォイア


ヒメシャラ
ヒメシャラ

ヒメシャラは百日紅サルスベリに似て非なるものです。

ヒメシャラはツバキ科シャラノキ属、サルスベリはミソハギ科サルスベリ属で前者は、樹皮に赤味がありツルツル感が強い。
葉の形も全く異なります。



館内から見えた巨大な犬のオブジェ。
外に回ったら、こんな感じでした。

しあわせな犬 2016年
作 : niŭ
しあわせな犬 2016年
作 : niŭ(にゅう)

岩手盛岡出身でサウジアラビアで幼少をすごされたアーチストの作品。
noteも掲載されてらっしゃるので、ご覧いただければと思います。

尚、昨年12月時点での展示インスタレーション作品「龍脈 (りゅうみゃく)」は現在設置されておりませんので、ご了承願います。

※niŭ 様
失礼ながら無断掲載させていただいてしまいましたので、難しいようでしたら削除致しますのでお申し出いただければと存じます。


🔶編集後記

いつもの事ながら、詳しく下調べもしないで出かけた箱根。
ガレを見たさに、すわポ―ラ美術館とすっ飛んで来ましたが、流石の所蔵品の多さ、そして、印象派中心にこれだけ著名な画家・作品を鑑賞みることが出来、大満足でした。
箱根の大自然の懐に抱かれて、というより自然の中にアートが融合しているという言葉の方がぴったりと来る感じの美術館でした。


もうひとつ寄っていこう!



ちょ~と、待った!
今回はここまでです。
ラリック美術館も寄って来ましたが、もうお腹一杯でしょうから。
というわけで、次回は箱根 ラリック美術館をお届けします。



to be continued !





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