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蕎麦食推進クラブ「さざれ石」会報  #007

 さ〜て、そろそろ皆さん正月気分もどこかへ吹っ飛んだ頃でしょうか?
今週も蕎麦に纏わる記事が集まっていますので、拙いご案内となりますがお付き合い頂ければ幸いです。


2025.1.18




🔸茶屋ファームさん
「蕎麦にまつわる検定・資格」

 蕎麦の一次産業業者さんとして、このままでは不味いと動きだしました。
美味しい蕎麦粉を供給するだけでなく、蕎麦のプロフェッショナルとしてあらゆることに対処していくには、検定や資格を取得しなければならないと調べた結果、3つの団体が行っている検定、資格について辿りついたようです。各々特色がありますが、ご興味のある方は挑戦してみるのも一考かと思います。
かく言う私もこんなクラブを立ち上げた以上はチャレンジしなければならんと密かに拳を握りました。

既に何かしらの資格などをお持ちの方がいらっしゃいましたら、こんなのもあるよ、とかこうした方が良いとか、情報いただけるととても助かります。

そばリストそば学検定
蕎麦鑑定士
江戸ソバリエ





[自宅で楽しむ編]

🔸Shokoさん
「年末年始のおうちビストロ」

 年末年始をお気に入りのワインと合わせて料理を楽しまれました。
マルセラワインって、初めて聞く人がほとんどだと思いますが、長期保存を利かす為にアルコール度数を5、6は引き上げてるんですね。
マルセラワインで仕立てたお料理、そしてお正月料理などにもそれぞれに合わせたワインの数々をご紹介の後に、年越しそば代わりに茶屋ファームさんの蕎麦粉を使ってガレットをつくられました。
そこに練りウニと半熟たまごを乗せるなんて、どうみたって美味しいに決まっています。それに合わせる国産ワインもご案内いただきました。

そして、最後には、なんと、食のアーティストgingamomさんとワインマイスターShokoさんが合体、エッペルカーカにもトライいただき、ワインとのマリアージュもご紹介いただきました。
南ローヌのオレンジワイン、マス・テオ ジンジャー 2021。
オレンジワイン、これは試してみる価値ありですね。

ガレット
練りウニと半熟卵のせ


エッペルカーカ
カスタードクリームのせ


南ローヌのオレンジワイン
マス・テオ ジンジャー 2021




[自宅で楽しむ編]

🔸beniiroringoさん
「しゅっと津軽そば」

 地域に伝わる伝統料理「津軽そば」。
 本題に入る前に、青森県は日本海側中心に大雪に見舞われておりますので、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げると同時に被害に遭われた皆様、そして日夜大変なご苦労をされてらっしゃる皆様に心よりお見舞い申し上げたいと思います。

弘前のご実家に代々伝わる伝承の味をご紹介いただきました。
これは、大変貴重な情報です。
蕎麦粉に大豆を合わせて作られる津軽地方のそば麺は、江戸時代に生まれ米が貴重だった時代、身体に必要なたんぱく質を補う為に生まれたとされる生活に根ざしたおそばでなんですね。
亡きお母さんがいつもお子さんご夫婦(beniiroringoさんご夫婦)やお孫さんの要望に応じて纏めて製麺所で買って、年越しそばとなると妹さんご夫婦(あやのんさんご夫婦)も交えていつも7人でたいらげていたという、とても思いの詰まったおそばです。
北国の寒い冬、大晦日に肩寄せ合って家族皆で食べるおそば。
あ~、なんだろう、もうこれ聞いただけで涙が溢れてきます。
それに加えての「そばたろう」という絵本も描いていたという逸話もあって、姉妹揃って実に絵がお上手なことにも気づかされました。
お二人を育てたお母さんの偉大さがしみじみ沁みてくるとても素敵なエッセイでした。
おそばは、蕎麦、大豆ともに国産原料から作られてるそうです。
「津軽そば」、この寒い時期に挑戦してみたいですね。




[食レポ編]

🔹はるかぜるりいさん
傳兵衛蕎麦

 前回は、深大寺でかつて食べられたたぬきそばをレポートいただきました。今回もなんと、たぬきそばを召し上がっています。
本当にたぬきそばファンというよりフリークという言葉の方が合っているかも知れません。
観光地箱根、ここは皆さんご存知の様に多くの美術館や風光明媚なスポットもたくさんあって、グルメも楽しめる人気のエリアですね。
芦ノ湖にほど近い箱根の関所の京口前に位置して、おそば屋さんとしては2000年頃からの営業のようです。
こちらのお店のご先祖は、遡ること江戸年間からこの場所に住まわれていたそうですよ。
自社製麺所で作る二八そばは、北海道北空知産の玄蕎麦を石臼挽きして作っているので生麺がなくなり次第終了だそうなので行かれる時はお早目に。

たぬきそば


傳兵衛蕎麦 外観 HPより




[自宅で楽しむ編]

🔹どかたとしみつさん
謝国明しゃこくめい麻婆マーボー

 歴史上の人物にちなんだ手料理を史実を追いながら、いつも展開される方です。
こちらの記事では、なんと蕎麦粉でそばがきをボール状にし、麻婆の餡で絡めるという和と中華の合体料理に挑戦しています。
年越し蕎麦の風習が福岡から始まったという説に基づいて、恐らく始めたのは当時の中国王朝南宋の出身の「謝国明」だろうという事に端を発し、妄想料理を作っています。
時は鎌倉時代、という事は細くて長い麺、江戸時代に生まれたそば切りではなく、恐らくそばがきであったであろう、そして中国の方なので麻婆だろうと結びつけて、一品を完成させました。
これって、中華料理が好き、マーボーが好きな方には堪らない一品ではないでしょうか?
私は、これで紹興酒レモン搾りをくいっといきたいところです。




[食レポ編]

🔹gingamomさん
小諸 はりこし邸(中棚なかだな)」

 軽井沢でのコンサートにお出かけの際に寄られたランチのご紹介記事なのですが、食レポというには余りにも優雅すぎて素敵すぎて、もうメロメロです。大人の時間を暫し愉しんでください。

島崎藤村が愛した中棚温泉。
こちらの建物は、江戸時代後期に10年の歳月をかけて建てられ、有形文化財に指定されていますが、古民家として現在の地に移築し食事処として蘇り、予約すれば誰でもご利用できるようになっています。
自家農園や地元の有機食材を使って、中棚温泉の温泉水で仕込む手打ち蕎麦や長野の旬なお料理が提供されています。
歴史ある建物の佇まい、室内の置物や飾り、この空気感だけでも大満足なのに、この空間で選りすぐった地元の素材を使った心の籠ったお料理、そしておそばも食べられるなんて、何とも贅沢な時間です。
器にもひとつずつ心配りがされていて、お酒を呑まなくてもうっとりしちゃいますね。


くるみそば




[食レポ]のおまけ

🔸Eijyo
「大人の時間さがし@壱 クラシック」

 今週最後に、私の拙い記事も掲載させていただきます。
首都圏近郊にお住いの方、若しくは社用や観光などで横浜にお出かけの際は是非ともお立ち寄り下さい。
シックな店内でゆったりと大人の時間が過ごせますよ。

からみおろしせいろ




支配人より


今週もたくさんの投稿頂いておりまして、とても嬉しいです。

ここでひとつお願いがあります。
当クラブでは、国産原料(玄蕎麦)に拘っています。
理由は、クラブ立ち上げの記事に書いてある通りです。
※「国内製造」という表記の麺をお使いの場合、原料が海外産の場合が大半ですので、必ず国内の何処の原料(玄蕎麦)を使用しているかの確認を頂き、記事内にも明記をお願い致します。

そば粉の入手が難しい方、下記からプチっと購入できます。
また、なんちゃって手打ち蕎麦も中々捨てたもんじゃありませんよ。
ご検討ください。




 蕎麦食推進クラブ「さざれ石」では、皆さんの投稿記事をお待ちしています。
会員制ではありませんので、クラブ立ち上げ記事をお読みいただき、会報に掲載された記事を見て、ピンと来たら是非ご参加願います。
唯一、国産の蕎麦原料にだけ拘っておりますので、ご理解の程、宜しくお願い致します。

投稿記事には下記の記事#蕎麦食推進クラブさざれ石
を必ず貼付ください。光の速さで回収に伺います。

もし、迷ったら、クラブ立ち上げ記事にコメントください。


尚、蕎麦食推進クラブの会報は基本土曜日午前中に投稿、それ以外の私の記事は、毎週水曜日朝7時の投稿とさせていただきますので、引き続きお付き合い頂ければ幸いです。

※ご注意
会報だけを纏めたマガジンを新設しましたので、ご興味のある方はこちらへのフォローをお願い致します。




#蕎麦食推進クラブさざれ石 #蕎麦 #会報  
#賑やかし帯

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Eijyo
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