ポップorノンポップ
「物事には上下はないが、左右はある」
右利きor左利き、イケメンorブサイク、ズル剥けorホーケイetc....。「一般的に良いとされるか否か」をとっぱらえば、そのどちらにも上下なんてなく、あるのはただそこに、真ん中に確実に白線が敷かれているという事実だけ。
ただ、ボクは思うんです。人に明らかに上下が生まれることがあること。それは、「賢い」か「バカ」か。
別にオベンキョーのことをいっているんじゃ、ない。名前を書けば受かる私立オバカ高校の入試で名前を書き間違えて落第するヤツらの中にも「賢い」ヤツはいるし、国立オリコウ大学在学中は学生起業家として精を出し、卒業後は超エリート街道を進むヤツらの中にも「バカ」はいるのだ。
こんなことをたらたらと書き連ねたところで、「賢いとバカの定義はなんなのサ?」と頭の中でみなさんの声が聞こえてきた。わたしは、「物事をそのままの形で捉えている」人を賢く、そうでない人をバカだと常に感じる。
最たる例が、ポップエロ族(Pエロ)orノンポップエロ族(NPエロ)論争。序盤で「物事には上下はないが、左右はある」と記したが、これも古来よりベタな左右区別方法。
この二つに分断された種族を分かりやすく説明すると、「おっぱい揉みテェー!」と会社のオフィスで女子社員の前で叫んだとして、笑いを誘いもしかしたら本当におっぱいが揉めるのがPエロ族、サーッと周りから人がいなくなり翌日から女子社員の旅行のおみあげ煎餅が配られなくなるのがNPエロ族だ。一般的には良いものとされているのは無論Pエロ族だが、もちろんどちらの種族にも上下なんてない。ラブ&ピース。
問題は、自分がPエロ族だと思っているNPエロ族のバカ(NPエロ族バカ科)。キッショい表情と声色でいつか見たことのあるPエロ族のマネをしてみているバカを社会人生活6年間で少なくとも20人は見たし、現在進行形で今も一緒に働いているバカもいる。賢いNPエロ族は明日からもおみやげ煎餅を貰いたいので、口が滑っても少しもエロティックなど出さない。嗚呼、なんて賢い人間はこんなにも「自分」というひとつの物事を正確に捉えていて、ダンディーなのだろう。
若いときはみんな物事の判別がつかないので大概がバカだが、大人になったバカに世間の風は冷たい。「いつまでもバカやってたいんだゼイ!!」
それもいいが、大人になってそれが許されるのは対キャバ嬢だけ。大人がバカやるにはいつだって金銭が発生する。
かくいう私も、なにを隠そうNPエロ族。この記事が万が一、うちの女子社員に見つからないよう願いたい。