子供の姿勢から大人が学べること
幼い子供って、注意深く観察していると、即席かつ連続的に遊びを開発しますよね。とても他愛もない遊びです。
私たち大人も、遠い昔に思いを馳せれば身に覚えのあることではないでしょうか。
思いついたことを、その場で早速取り組みながら、必要にせまられて次から次へとルールを作り出します。興味深いのは、それを見守り参加する友達たちの姿勢です。
「じゃ、こうしようよ」とか、「ねぇねぇ、こんな風にしたら?」などの会話の受け答えで、全員でキャッキャと盛り上がり始めるんですね。
表情とやりとりを見守っていると、どうすれば皆が楽しくなるかを、真剣と笑いと不足の補完のやりとりで追求しているんですよね。
特に感心したのが、非難や逃避的なズルさがなくて、とても頼もしい。
当然、大人はこの単純さとの比較では推し量れないですが、それでもまったくもって必要ないことがあります。
・「消極的」な意見を「積極的」に発言すること。
・「非生産的」な活動を「生産的」に行うこと。
天才というのは、ひょっとすると【限定的能力×自分を疑わない姿勢÷関係性の環境】の産物のことなのではないかと、子供たちが妥協せずに友達と遊ぶ姿を観察しながら、浅はかで他愛もない考えを巡らせました。