今しがた、学校から帰ってきた長男(高2)がおやつを食べながら何気なく私に、「マルチ商法って何なん?」と質問してきました。 聞くところによると、学校で注意喚起を促す配布物をもらったらしいのですが、どうやら配布だけで終わった様子です(息子が説明を聞いていないだけかもですが、その可能性は低い)。 年が明けて2021年の2月で17歳、そろそろ18歳になるので自分から聞いてきたタイミングだし、しっかり伝えておこうと思い丁寧かつ、具体的に説明しました。 少し余計だとは思いながら、具
「勉強、しっかりとやっておけばよかった……」 「あの時、もっと……」 何をやっても中途半端どころか、真似ごとに少し毛が生えた程度になると飽きてしまう自分の ”ええかっこしい” には、情けなさやら恨みやらが混ぜこぜになって息が詰まりそうになる。 これまで何度も自分より年若い者に対して、どれだけの財産をもってしても買えない価値が、時間であることを散々に説いてきたけど、すべて過去の自分への恨み節というのが本当のところだ。 さすがに、一人で部屋に居ると気が滅入るので、着替えて
つい先日の話、 夜遅くになって、随分と久しぶりに高校2年生の長男に対して、大きなカミナリを落としました。 時間にしては、ものの5分程度のことです。 それでも、息子にとっては叱られる5分って長いはず・・・ 最初は気丈夫に、ジッと私の目を睨みつけるように見据えていましたが、途中、堪えきれずに涙を流してしまい、上を向いて健気に強さを誇示していました。 長男の涙を見るのは久しぶりで、泣き方が、幼い頃と同じとまでは言わないけど、さして変わりなく、静かな涙だったことから、懐かしさを
辛いことを忘れるためには、逆説的だけど、思い出してしまうことに逆らわないこと。それは「無駄」だから。 思い出してしまう状況に逆らわず、優しく受け入れること。 辛いときは何やっても辛いから、そのままでいい。 なんなら、「こうなったら、飽きるまで思い出してやろう!」くらいがちょうどいいのかも知れない。 ただ、それだと本当にいつまでも忘れられないから、継続して目の前に没頭せざるを得ないこと、それと同時に関係性が拡がることに取り組むことが必要。これ、かなり治癒の効果が早くて高いこと
幼い子供って、注意深く観察していると、即席かつ連続的に遊びを開発しますよね。とても他愛もない遊びです。 私たち大人も、遠い昔に思いを馳せれば身に覚えのあることではないでしょうか。 思いついたことを、その場で早速取り組みながら、必要にせまられて次から次へとルールを作り出します。興味深いのは、それを見守り参加する友達たちの姿勢です。 「じゃ、こうしようよ」とか、「ねぇねぇ、こんな風にしたら?」などの会話の受け答えで、全員でキャッキャと盛り上がり始めるんですね。 表情とやりと
元ナニワの金融屋がMBA(経営学修士)を目指すって、これ笑えませんか? 他に例えるならば「どぶネズミ」が「クジャク」 の羽をもって飛びたいと願うようなものかも知れません(笑) でも、「別にいいやん」と一笑です。 その道を通ってきたからこそ見える風景とか、青臭い「志」を見つけた、というお話です。 ※ 注記 金融の件については、1990年後半から2000年はじめの話です。当時、いわゆるグレーゾーンと言われていた金利の範囲内の話です。 年率数百パーセントなどの破滅的な金利で違法行
臆病なくせに、病的なほど勝ち気だからか、恥ずかしながら精神的に追い詰められてしまいました。酒と薬の力を借りて眠りにつくも、3時間もすれば目が醒め、それ以降眠れない状態に陥ることが稀にあります。 深夜に「あ、また来たか」と、暗闇に向かって情けないため息をつきながら、静かに沈黙の時間をやり過ごします。 誰にも相談できない、しないと決めて塞ぎ込む性分なため、朝になると平静を装いながら家族と接し、子どもたちを駅まで送り、業務をこなしながら不安定な状態をやり過ごすのですが、正直なことを
幼い頃って、よく飛行機雲を見つけては 空をじっと見上げていたように感じませんか? 無邪気だったよなぁ、と懐かしくなります。 たまにはいいんじゃないですかね、一筋の雲に思いを乗せて馳せるのも。 「あの頃は良かった」、ということではなくて好奇心や体力が常に満タン状態だったので、飽きもせずに眺めては、空想にふけてたなぁ、と思い出したりします。 行ったこともない、テレビでしか観たことがない外国の風景を、筋雲の先に想像したりして。 別に不思議ちゃんだったということではなく、またロマン