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【読】 ハートドリブン

■書名 ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力
■著者 塩田元規さん
■発行 株式会社幻冬舎
    令和元年9月発行
■本書を読んだ理由
①著者の塩田さんと自分が同じ昭和58年生まれだから。②アカツキ福岡主催の企画に参加させて頂く機会があったから。 ③大学の同窓がDeNA時代の塩田さんと同期で、元々アカツキに興味があったから。
■本書の概要
「ハートドリブン」とは、人々が自分の内側のハートを原動力に活動をしていくこと。誰もが忘れていたものを思い出し、ワクワクしながら自分の愛を輝かせて、自己表現を楽しむハートドリブンな世界。アカツキというプラットフォームを通して、アカツキのメンバーたちと、そんな世界を目指したいという想いと決意が込められた一冊だった。
6章構成となっており、1章は、これからの新しい世界の変化について。心を中心とした時代へのシフトと、その中で自分の内側を見ることの大切さを伝えている。2〜5章は、著者の起業物語と葛藤や内側の変化について。それを踏まえて魂の進化とその可能性について。6章は、その後にたどりついた、これから大切にするべきビジネスや経営スタイルについて書かれている。
最後の謝辞の項で「"いっちゃった本"を書かせてくれてありがとう!」と述べられてたが、確かに!٩( ᐛ )و 「魂の進化」について繰り返し書かれているスピリチュアルな本。「魂の進化」とは、内側の進化のこと。自分の感情を丁寧に扱うことで、自分の内側が成長・進化していく。それにより、世界の見方が変わる。見方が変わると、行動が変わり、人生が変わっていく。自分を、人生を、世界を変えよう!という本。


■■印象に残った内容■■

コーチングについて。「全てが有用だとは思わないけど、自分自身を意識的に認知し、自分の癖(いつも繰り返す自分のパターン)を理解するという点で、僕には非常に有用だった。」
➡︎ コーチング興味あります。でも、過去全く繋がりのない赤の他人であるメンターに自分の心を全部吐露するのは恥ずかしい。赤の他人であるからこそ吐露できるし、過去を全く知らないからこそ客観的に見てもらえるのかな?

『7つの習慣』『ビジョナリーカンパニー』『ティール理論』など多数の名著の引用。
➡︎ 名著はある程度読んでないと同じ土俵に上がれんな〜。読んで頭で納得して、実体験と重ね合わせて自分の血と肉に。でも、本読むのが苦手なら無理する必要はないよね。オーディオブックって手があるね。そもそも、同じ土俵に上がる必要(競う必要)あるのかな?

サイモン・シネックのゴールデンサークル理論を紹介。WhatやHowよりWhyを語る重要性を説いている。
➡︎ なぜそれをやるのか。きっかけとなる原体験。魅力的にまとめられた過去。Whyが大切だっていうのは分かる。でも、造られた一本道の黄金律キラキラストーリーは聞きたくないよ。

自分が隠している、特にネガティブな部分を認識する。それに目を向けて、それも自分の一部なのだからあっていいんだと認められると、そういう人に対してもイライラしなくなってきた。著者の場合は、甘えている自分、わがままで自由な自分、人に依存している自分など。
➡︎ イライラしなくなった後のことに言及してないいよ。長所に目を向けて尊重するの? 他人は他人で放置するの? 認められたとしても、これまでずっと甘え続けて逃げ続けてきた人を、アカツキで採用しないよね?

偽ダイヤとは、一見、その人を輝かしく見せるもの。世間から賞賛される大学、企業、資格、役職、年収etc また、すごいと言われている人とつながりを持つことなど。誰かや何かによって自分の価値を証明しようとすること。
➡︎ 早慶卒リクルート入社のキャリアを表に出してる人は沢山いるけど、Fラン大卒地元の中小企業入社のキャリアを表に出してる人は見ないよね。価値は自分が決めるって、分かってはいても欲しいよね、ダイヤモンド。

アフリカの先住民族のことわざ。早く行きたければ、一人で行きなさい。遠くまで行きたければ、一緒に行きなさい。If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.
➡︎ 僕はこれまで早く行くことばかり考えてきたけど、ここ数年で考えが変わってきた。一人で得られる充実感や達成感なんてたかが知れてる。寂しい。だから、誰かと一緒に行きたい。

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