【Bリーグ】アルティーリ千葉、第3節福岡戦の振り返り&第4節山形戦の見どころ
福岡戦振り返り
その前に前回の記事です。
第3節 対ライジングゼファー福岡@照葉積水ハウスアリーナ
2024年10月18日(金)
GAME1 スコア ◯ 97−77
まず、出だしはゆったりとしたゲーム展開にリズムが掴めず、リードを許した状態で前半を終える。やはり大相撲福岡場所の状況となり、ジョシュア・スミスが微動だにしないわけで、オフェンスではジョシュア・スミスが壁となり押しても引いてもフェイク入れても、ユーロステップで振っても動かない。そしてディフェンスに切り替わっても、ジョシュア・スミスは体を動かさず得点を重ねる。抑えようと詰めれば、跳ね返されファウルが重なる展開。苦戦する時のいつものパターンだった。
しかし後半になりスピードの意識が徹底されたのかゲーム展開が速くなる。第3Q、早い時間帯で杉本が3ポイントを決める。前田のキャリアハイの25得点も凄かったが、個人的にはこの杉本の3ポイントが後半の流れを一気にアルティーリに引き寄せることに成功した大きなポイントになったと思っている。ファウルが重なりはしたが、オールコートディフェンス、トランジションバスケットとアルティーリの特徴が発揮され、20点差での勝利。
2024年10月19日(土)
GAME2 スコア ◯ 80−74
ポーターがスタメンでアシュリーがベンチスタート。出だしはアルティーリペースで進むが、福岡の中村太地の3ポイントが3本(第2Qだけで)決められ、追い詰められる。しかしアルティーリもアシュリーが3ポイントを2本決め返す。リードして前半終えた。
前日インサイドで抑えられ、ベンチスタートなったアシュリーだが、外から決めたことで、後半は、福岡のディフェンスの意識を揺さぶることができたのではないだろうか。
実際、アルティーリの後半は3ポイントでの得点はなく、ペイントエリアでの得点が重なる。杉本、前田、ポーターが中心となり、外国人選手だけでなく日本人選手も得点に絡むことができたのが大きい。外を意識させれば、自然と内が空くといったところ。
試合は、最後追い詰められはしたが、6点差で逃げ切る。アルティーリが開幕6連勝!!
山形戦見どころ
第4節 対山形ワイヴァンズ@山形市総合スポーツセンター
2024年10月22日(水)の見どころ
日曜日に試合が無かったとはいえ、金土と福岡で試合。そして日月火と空いて水曜日に山形でナイトゲーム。少しハードスケジュール。日月火の中間の調教調整具合が気になるところ。
さて山形ワイヴァンズ。もうずっと3ポイントの強いチームという印象。
まず前節の富山戦GAME1
◯ 山形 ー 富山
107 ー 78
特に目立つのがやはり
3ポイント 山形 17/32 54.8%
富山 2/18 11.1%
3ポイントだけで45点差。
そして続いてゲーム2、さすがに富山も対策するわけで
山形 ー 富山 ◯
64 ー 88
同じように3ポイントに注目してみると
3ポイント 山形 6/31 19.4%
富山 10/28 35.7%
やはり次節のポイントは、3ポイントを抑えることが求められる。
そして注目選手として上げるのが、PGの岡島、ルーズベルト・アダムス、ジェームズ・ベル。いずれも3ポイントはもちろんだが、3ポイント以外の場面でも得点能力の高い選手。そしてティモシー・ホリフイールドと新加入のレオナルド・デメトリオ。こちらの両選手の得点能力も警戒したい。
3ポイントを抑えつつ、ここに挙げた選手を警戒することでアルティーリ優勢のゲーム展開になることを願いたい。
いわゆるエフォートとハードワーク
では、アルティーリはどう対応すればいいのか。富山のGAME1で明らかだったことがあって、山形の3ポイントが多かった理由として、富山が全体的にペースがゆったりとしていたこと。シューターに対する寄せが弱く、ワンテンポの遅れが狙われたということにある。
そのため福岡とはスタイルが異なるものの、アルティーリとしては、オールコートディフェンス、トランジションバスケットで、3ポイントの芽を早めに摘んでいくことが求められる。要は隙を与えないことだ。3ポイントを撃たれた時のリバウンドを確実に獲ること、また無駄なファウルをしないこともポイントに挙げておく。
アルティーリの注目選手としては個人的にはブランドン・アシュリー。福岡戦ではファウルが多くなり、本来の力を発揮できなかったが、量産される頼もしいリングアタックが、もっと観られることを期待したい。それと黒川虎徹のプレータイムが、長くなるといいんじゃやない。
あるてぃ〜いっ ち〜ばっ!
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