04/16

いいことがあった。いいことがあると辻褄を合わせるように悪いことが起こる。今回の悪いことは何だろうと身構えながら退勤、帰り際のアルコール消毒で手のひらに激痛が走った。擦り合わせていた手をパッと離して激痛の原因を探る。右手の中指の付け根がえぐめに切れて血が出ていた。痛すぎてちょっと涙出た。家に帰ったら絆創膏貼らなきゃ。これか。これが悪いことか。絶妙に嫌な気持ちになった。しかし交通事故に巻き込まれる前にフラグを回収できたのは良かった。無事帰宅した。夕食にハヤシライスと味噌汁とサラダが用意されている。朝の私が仕込んだものだ。仕事から帰ってきたらすぐにご飯を食べられるシステムを作っておいた。画期的すぎるシステム。このシステムが構築できるまで時間が掛かった。仕事前に夕食を作ってから家を出るなんて時間もなければ気力もない。正直面倒である。何故できるようになったか、それは入院していた影響が大きい。7時起床、8時朝食、12時昼食、18時夕食。このリズムを叩き込まれたので退院後もそのリズムをベースに生活している。そのおかげで朝活が捗ってしょうがない。朝のうちに朝昼夕の食事が難なく作れるし、洗濯物だってできてしまう。朝のうちにそれらを済ませておくと、夜が楽でしょうがない。生きやすい。退廃した生活を送っていた私が、こんな生活をする人間になるとは思わなかった。それともうひとつ、入院してた影響で3食きっちり食べる癖がついた。今までは昼夕2食、夕はサラダのみなど簡易的なものだった。絶対的にカロリーが足りていなかったと思う。私のダイエット持論からすると、食べすぎるのも食べすぎないのも良くない。食べたら太るは間違いで、適度に食べたら痩せるが正解。世でもそう言われてるけど以前は疑いの目を向けていた。疑ってる場合じゃなくてそれが真実だ。目指すのはもりもり食べても何故か体重が減っていく病院食。それを目指しながら料理に励んでいる。とはいえ今まで食べてなかった朝の食事を作るのはまだしんどいので、フルーツグラノーラを食べている。定量のフルーツグラノーラにミロを振りかけて、アーモンドミルクで食べている。この食べ方は非常にオススメ。体調が良い感じ。でも、これもいつかはちゃんと朝定食に昇華させたい。そんなわけで夕食を食べてお風呂に入って早めにベッドに入る。いいことがあった日は寝付けないね。今日もなにもない一日だった。

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