04/21
初めましての人に、初めてちゃんと話しかけて、初めて仲良くなったかもしれない。脱、人見知り。勇気を出してよかった。相手側が喋り上手で気さくな人だったのもあって、変な間を作ることなく会話を続けることができた。自分の成長を感じた。相手側というのは私の職場に今週から入った新人さんのことで、直属の後輩ではないにしろ、今後うっすらと関わりがありそうな感じの人。これが直属なら上からの紹介もあるだろうし、話す場面も多いので自然と仲良くなるだろう。でも私は絶妙な距離感。話しかければ話すだろうし、話しかけなければ永遠に話さないだろう。クラスメイトだけど話したことのない人の立ち位置と少し似ている。挨拶するべきか否かで2日悩み、挨拶しようと決めてからもタイミングが掴めず、もう永遠に話すことないかもなと諦めかけていた。しかし今日あるきっかけがあって話しかけることに成功した。「いきなり話しかけてすみません。そのTシャツ、〇〇のグッズですか?」。私に話しかけられたいのかなと思ってしまうほど、最高な話の取っ掛かりが転がっていた。もう、そのTシャツを着ている今日しか話しかけられないと思った。今日を逃したら今後はない。2回くらいタイミングが合わずすれ違い、3回目でやっと成功。「そうです、〇〇の××のグッズです!」と返ってきた。直感でこいつはガチファンだと思った。話を聞くとガチすぎて引くほどだった。私もそこそこのファンだと思っていたが、上には上がいる。私なんてまだ浅いですがとオタク特有の前置きをしながら、そこからその話でしばらく盛り上がった。次に話すきっかけになる話題も出た。この人とは関係が続きそうだ。仕事そっちのけで会話を楽しんだ。そのきっかけから仕事の話になり、何かあったら大概のことはわかるので聞いてくださいと先輩風を吹かせておいた。その流れで会話を終わりにしようと思い、そろそろ仕事に戻ります、とそれぞれの場所に歩き始めた。そこで「あ、名前!」と気付きUターンし、お互いに自己紹介をした。なんかすごく良い始まりだった。仕事で友達のような存在を作ることは積極的にはしてこなかったが、この人とはちゃんと友達になれそうな気がする。楽しみが増えた。友達を作らないようにしててもじわじわと増えるもので、最近はとてもハッピーな職場環境が構築されている。これからもっとハッピーになってしまう。今日もなにもない一日だった。
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