03/25
里芋の煮物を焦がした。そんな自分にショックを受けた。今日は業務スーパーへ行き、冷凍野菜を沢山買ってきた。揚げナス、ごぼうにんじんミックス、ほうれん草、里芋。揚げナスとごぼうにんじんミックス、今回は買わなかったがパプリカはなるべくストックを切らさないようにしている。揚げナスは揚げ浸し、味噌汁、グリーンカレーに。ごぼうにんじんミックスはきんぴら、ごぼうサラダに。パプリカはグリーンカレー、適当に炒めてお弁当の彩り担当に。どれも便利すぎて無くてはならないものになっている。初めて買ってみたのがほうれん草と里芋。普通のスーパーで買うことはあったが、業務スーパーでは初めて。ほうれん草は卵焼きや味噌汁にして使っていきたい。里芋は安くなっていたので買ってみたが、何か作るとすれば煮物くらいだろうか。豚汁とか作った時に入れても美味しいかも知れない。なんだかワクワクしてきた。冷凍野菜の他にも、ココナッツミルク缶、トマト缶、サバ缶、昆布、冷凍チーズケーキなどを買った。業務スーパーではストック向きの食材を買うことが多い。家に帰ってすぐに里芋の煮物を作り始める。レシピを見ながら煮汁を作り、そこに里芋を10個。リードクッキングペーパーで落とし蓋、そして鍋の蓋をして弱火でしばらく煮るだけの簡単調理だ。煮ている間にわかめスープを作る。献立的に野菜が少なそうだったので玉ねぎを入れることにした。玉ねぎ1個と残っていた半分を細めに切っていく。青い芽が気になってそこそこ時間を取られた。そこから水につけておいた片手鍋を洗い、ついでに食器も洗う。コンロがピピッと鳴り、里芋を煮ていた火が消えた。なんでかなと火を点ける。片手鍋に水を入れて火にかけた時、里芋の様子がおかしいことに気付いた。蓋に付いていた水滴が無くなり、何か中が煙っぽい。急いで火を止めて蓋を開けると真っ黒になったリードが現れた。終わった。今期最大級の失敗。落ち込みながら鍋底にこびりついた里芋を回収すると、ギリギリ食べられるくらいの焦げだった。例えるならみたらし団子くらいの焦げ。真っ黒のリードを捨てて焦げた鍋に水を張る。ショックは続いているが、とりあえずわかめスープを完成させた。焦がした時のことを話しながら里芋を夕食に並べてみたら、母親は香ばしいねと笑いながら食べてくれた。ギリギリ美味しかったので、失敗じゃないと思うことにした。今日もなにもない一日だった。
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