【英文記事に挑戦 No.806】世界最大級のステゴザウルス
【この記事の内容は】
・TOEIC専門塾「英語屋」講師が書いています
・英文記事やウェブページから「TOEIC的」でありながら「大人が興味を持つようなネタ」を探してご紹介。
・読解問題もご用意していますので、ぜひ挑戦してみてください。
・一番最後には、簡単な和訳と解説も。
【Pre-Reading】
ステゴザウルスという恐竜の名前に聞き覚えはありませんか?子供の頃に読んだ絵本や雑誌に出てきた恐竜の中で、私はこの名前が一番印象に残っています。ステゴ・ザウルス・・なんとも悲しい名前じゃないですか。どこに捨てられたんだろう、誰か拾ってくれたのかな・・と想像したものです。
Stegosaurus(発音:ステゴソーラス)は、もちろん捨て子とは何の関係もなく、stegoとは「屋根・覆い」、saurusは「とかげ」という意味で「屋根のような硬い板で背中が覆われた」というこの恐竜の特徴を表すために命名されたそうです。
さて、今月よりニューヨーク市で、Stegosaurus の化石(fossil remains)展示が始まりました。長さが8メートルもあるというこの標本は、世界最大と目されています。1億5千万年前に思いを馳せながら、今日の記事を読んでみましょう。
【問題に挑戦】
Q: この化石の所有者は誰?
(A) アメリカ連邦政府
(B) the American Museum of Natural History
(C) Kenneth Griffin
(D) Columbia University
↓ 記事はこちら
記事を読んで、問題を解いてから次に進みましょう。
【Side stories】
記事中に、この化石が発見された場所は「Dinosaur, Colo.」と書いてありました。Colo.は「(米国)コロラド州」の略なので、その前の Dinosaur は「市町村名」のはず。
でも、Dinosaurって、そうダイナソー、「恐竜」です。「恐竜」って街があって、そこで化石が見つかったってこと?
調べてみると、この街は、「Dinosaur National Monument(ダイナソー国定公園)」にほど近いため、そう命名されたそうです。そして、この国定公園内には恐竜の化石採石場があるので、この当たりの地層で、バンバン恐竜の化石がでるんでしょうね。
Wikipediaによると、この Dinosaur 市の通りの名前には恐竜の名前がたくさん使われているそうです。「ティラノサウルス通り」「クリトサウルス通り」「アントロデムス通り」などなど。こりゃ、スペルが難しくて、住所覚えるのが大変でしょうね。
【正解&解説】
Q: この化石の所有者は誰?
(C) Kenneth Griffin
👆ここまでに (B) the American Museum of Natural History、(C) Kenneth Griffin の名称は登場しましたが、持ち主が誰かは不明です。
続きを読みましょう。
👆ここから、(C) Kenneth Griffin が正解だとわかりました。ヘッジファンドマネージャーとして大成功している人物だそうです。しかし、70億円て!
世界的なお宝を個人が所有しているとは驚き。博物館に貸していない時は自分ちに飾ってるんでしょうか。それを眺めながらワインとか飲んじゃってるんでしょうか。独り占めせずに、世界中の博物館に(無料で)貸し出してよ~。
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