GameStop株事件part 2: ヘッジファンドの復讐
GameStop株の下落
今週はGameStopの株の値段がだいぶ下落しました。
一週間で$469.42から$92.41に落ちました。(今日は$53.50です)。
マスコミは「この事件はもう終わりだ!」「Redditの投資者が負けた」のような情報を流しています。
マスコミの情報によっては多くの投資者が自分の持っているGameStop株を売りましたから、ヘッジファンドが空売りした株を返せましたそうです。
でも、本当に終わりましたか?
WallStreetBetsによると、下落の原因はヘッジファンドのShort Ladder Attackだそうです。
Short Ladder Attackとは?
ヘッジファンドがある株の値段を下げたいとしましょう。
ヘッジファンドの連中が持っているその株を自分たちの間で安く売ったり買ったりします。
馬鹿みたいな速度で何度もそれをします。
取引システムは同じ株が何度も売られているとは知りません。
一つの株が5回売られたら、システムは5つの株が売られたと処理します。
つまり、システムは供給が多いことから値段を下げようとします。
WallStreetBetsによると、Short Ladder Attackで多くの人がGameStopの株を売っているように見えるそうです。
WallStreetBetsのみんなへのメッセージ: 「売るな!」
ヘッジファンドが空売りした株をどうしても買わないといけません。
だれも売れないと、ヘッジファンドが株を買って返せなくて、赤字がひどくなって行きます。
いつか馬鹿高い値段で株を持っている人から買わないといけなくなります。
今はShort Ladder Attackで値段が下落しましたが、これは一時的な問題です。
多くの人が売れないと、値段の下落は無意味です。
WallStreetBetsによるとまた上がるそうです。
ヘッジファンドが空売りした株をどうしても買わないといけませんから。
多くの人は売っていないそうです。
今から買う人もいます。
WallStreetBetsとマスコミとの情報戦争
マスコミはもう収束したと言います。
WallStreetBetsの人たちはビルボードなどを買ったりして情報や売らないようなお願いを流しています。
反対に、マスコミは人がGameStopの株を売っているように思わせて、ヘッジファンドを支えています。
私見を述べますが、マスコミは国家のイデオロギー装置ですから、いつも現状(勝ち組のポジション)を維持しようとしています。
もちろん、WallStreetBetsとマスコミとどっちが正しいか今のところは分かるわけがありません。
WallStreetBetsとヘッジファンド+マスコミとの戦いがまだ終わっていません。
読んでくれてありがとうございました!
普段は英語や英語圏の文化についての記事を投稿していますが、日本であまり話されていない大ニュースについても投稿しています。
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