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全日本学生体重別選手権大会

【試合結果】
78kg超級 佐藤果(4年) 第3位
70kg級 一色美緒(4年) 1回戦敗退
57kg級 山内もも(4年) ベスト16
52kg級 百田久佳(2年) ベスト16
48kg級 濵野妃菜(3年) 1回戦敗退
48kg級 片野桃南(2年) 1回戦敗退

4年生の佐藤が入賞しましたものの、全体としては厳しい結果でした。

先ず、佐藤は準決勝も含め、非常に良い試合をしていたと思います。

攻める姿勢を貫き、戦い抜きました。

山梨学院の高橋選手とは何度も対戦しており、今回に懸ける想いは並々ならねものがありました。

結果、延長戦の末、敗れましたが、この舞台で戦えたことに感動しました。

何故なら、高橋選手と対戦している場所が年々、変わってきているからです。

佐藤は高校時代から同地区で一つ年下の高橋選手には負け続けてきました。

大学に入学し、地区が変わったことが仇となり、全日本ジュニアの1回戦。

その後、関東選手権の決定戦。

それが今回は全日本学生の準決勝となりました。

ライバルは自分を高めてくれる存在です。

学生たちには佐藤のように目標とする選手を明確に持ってほしい。

そして、より大きな舞台でその相手に勝つことをイメージし、取り組むことで自分の基準が変わってくるはずです。

佐藤がもっと大きな舞台で、再度、高橋選手に挑戦できることを楽しみにしています。

次に、同じく4年生の一色です。

この階級は関東で決勝を争った山梨学院の多田選手が優勝でした。

勝ち上がり方を見ても、やはり強かったです。

一方、一色は1回戦敗退。

何がこの差を生んでしまったのか、向き合わなければいけません。

守りに回らせてしまった…

私のコーチングに原因があります。

関東では内容も良く、勝ち切ってくれました。そこで、彼女の自力がついたことを確信しました。

『力を出し切れば、絶対にできる』

そう試合に送り出しました。

結果、それが慎重な判断に繋がり、試合展開を作れないまま、終わってしまったのだと感じています。

全国で勝つ為には、挑戦者としてチャンスを掴み取りにく貪欲な気持ちが必要でした。

2日目の軽量級も流れを断ち切り、望んだつもりでしたが…

力なく、勝ち上がるには至りませんでした。

ただ、下級生にとっては基準を変えるきっかけになったのはないでしょうか。

この経験をもとに、技術、体力、精神力ともにもう一回り、逞しくなっていく期待したいです。

全国で勝つことを基準に取り組むこと。

挑戦者であり続けるチーム、選手でいること。

今回の反省をしっかりと教訓にして、前進していきます。

#柔道  #コーチング

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