2021年→2022年
緊急事態宣言下、埼玉選手権直前に集合しスタートした1年でした。
コロナ禍、大会の開催日が変わったものの、関東選手権と国体を除き、全ての試合に出場できたことに感謝しています。
2020年、試合ができない中で取り組んできたことを発揮することができました。
12月に開催された体重別団体には2017年振りの出場で第5位という結果を残せました。
この舞台に立つことのできなかった卒業生たちの思いを少しは晴らせたのではないかと思います。
一方で、全日本学生、全日本ジュニアの個人戦では第3位が一人のみ。
尽く、勝負の厳しさを味わいました。ただ、その悔しさが来年の原動力になっていくことを確信しています。
試合が終わった年末、今でとは練習に取り組む姿勢が変わっていました。
『全国に出ること』
『全国で勝つこと』
学生たちの基準が変わってきたのだと思います。
本学の部員たちは高校時代、インターハイに出ている者が半数、入賞者は一人もいません。
だからこそ、全国大会に出ることは決して当たり前ではなく、それも一つの目標となってきます。
もちろん、それは立派な目標です。
しかし、全国に出場して感じたことは『出るだけではなく、勝ちたい』であったのでしょう。
『高校時代に勝てなくとも、大学で勝つ』
競争は熾烈です。私たちの前を走っている大学と同じペースでは追いつくこともありません。
逆に、私たちが少しでもペースダウンすることがあれば、差は開いていきます。
学生たちはその現実と向き合い、走り続けることを選びました。
私事ですが、東京五輪後、全日本女子チームも新体制となり、ジュニアヘッドに就任しました。
大学監督との両立は至難となることも覚悟した上、私が関わる選手たちをさらに高みへ導きたいと考えています。
コロナ禍で学んだことは『できない理由』より『できる方法』を探すことです。
来年は全てにおいて『できる方法』を考え尽くします。
#柔道 #コーチング