英語のセンスを掴むのが早い人の特徴
スピーキングの上達が早い、遅い
英語のレッスンをしたり、会話教室に通う方は当然早く上達されたいと思います。
今まで拝見してきた中で、真面目にやっているのに、なかなか話せないです、という方がたに共通していることがいくつかあり、真面目だからこそ、陥りがちなポイントについて書いてみようと思います。
生真面目で完璧主義な方、物事をミニマムな力でこなすことが上手な方が陥ることがあります。
タイトルをつけておいて、自分のセンスはどうなのか?と思いますが、
早く話せるようになるコツ、これは数々の生徒さんや周りの方を見ていて実感していることです。 ご参考になれば嬉しいです。
英語練習の時間を生活の中に組み込んでいる、いない
学習時間、練習時間(学習は机上で学ぶイメージで、練習は実際に口を動かして音声を聴く練習のイメージで書いています)が頻繁にあって、もちろん時間が取れるに越したことはないのですが。
英語を学ぶとき、練習する時は、机に向かう。だけですと当然厳しいです。
机に向かう時間が確保できないと、英語を学べないと考えている、、、、と遅くなりがち。
難しく考えなくてもよくて、お風呂の中でも良いので、言ってみてこそ。「電車に乗る、乗るは何を使うんだろう?」と気づきが出てきてわからなければ調べて頭に入ってくる。。。
細かいところにこだわる、こだわらない
どうしてこうなるのか、を徹底的にわからないと先に進めない。
そうすると厳しいです。
基本のロジックを理解すること、ネイティブが実際にはどういうか、を確認するのは良いことである一方、納得がいかないと使えない、となると
全てにおいてとても時間がかかってしまう。
例えていうなら、「朝飯前」をどうしてそういうのかわからなくても、
「いたって簡単」なことを言う時に使うんだよね!と理解してまず使ってみたり、辞書の例文をいくつか見たり、使われるシーンを映画やドラマで確認したり、して感覚で掴む。
また人気のある学習教材でも、ネイティブがみたら、不自然な表現が入っていることがあります。これには理由があります。
スクールなどでも、ネイティブの先生が作ると自然な表現にしようとして、
文章が長くなってしまうことがあるんですよね。
そうすると、俄然、難しくなってしまう。
初級者の方向けに、短い文章で同じ内容がほぼ言えるように、調整しているわけです。
最初からネイティブ表現を、完璧にマスターしようとしないで良いと、
私は考えています。いや、むしろ、基本言いたいことがざっくり伝わるところからで。
ネイティブが「そう言う時はこう言うんだよ」なんて言ってくれることもありますから。
教える人なのにそんなこと言っていいの? と思われるかもです。
でも、大人の英語、特にスピーキングがまずできるようになりたい場合は、そのくらいでないと怖くなって話せません。
実際に、間違いを恐れるために話せないことが多いとしたら。
もったいないことです。
様々な英語に触れることを楽しむ
例えば、外国人の友人を作る。
映画やTVドラマをオンラインで見る。字幕を確認する。
Podcastを聴く。英会話講座をNHKなどで見る。
YouTubeの英語のヒントやネイティブの解説をチェックする。
他、学んでいる教材以外にも英語に触れる機会を増やすと早いです。
全部を毎日やるという意味ではなく、あ、ちょっと見てみよう、と気軽に触れる。
一方で、これだけやればいい、や、夢のテキストを探し続けたり、
1つの素材だけでやっていると表現に触れる機会が少なく
インプットが少ないため、アウトプットの力も上がらない。
テキストやレッスンで学んだ表現が実際に使われているYouTube映像をみたり、他の先生からも再度言われたりすると、記憶に残るし、より自信を持って使えますよね。
微調整は走りながら
そうやって、実際に口から英語を出す基礎ができてきたら、この表現の方が自然だ、とか、同じことをこの動詞を使っても言える、など少しずつ微調整することで、より表現力が上がってきます。
私は日本育ちですし、外資系に勤めていたこともありますが、ほぼほぼ
日本で英語を学んできました。
よって、今も、当然学び続けていますし、微調整しています。
テストのスコアと会話力が必ずしも比例しない理由
その理由は、上記の微調整のところにあります。
話せるけれど、細かい文法を落としていることがあるのでスコアが上がりきらないなどです。
話す勘所を掴むのが上手な方は、間違いを気にせず、ポイントを押さえて話せるようになるのが早いです。
要は、日本語と英語との違いを意識して
主語を意識
動詞を意識し、基本の不規則動詞をおさえる
時制を意識
数を意識
上記の重要ポイントを押さえてどんどん話す。
そこで起きるのが、細かい文法の調整不足で、ここはもう気づいたら学ぶ。
文法書や、インターネット上に説明されています。
先生についていたら先生に聞くのももちろんあり。
TOEICなどのスコアで話せるのにスコアが上がらない方はこの辺りが多いようにお見受けします。(でも話せる=コミュニケーションは取れる!)