バイデン暴言事件(?)で考える 英語って日本語になりませんな
米国での報道で、バイデン氏がFOXニュースの記者に対して、アフォなやっちゃ(著者訳)と発言した件が報じられていましたが、その同じことが日本のウェブ記事になっているのを見て、
まるで同じ事件(?)のことと思えませんでしたので
書いてみます。
日本のウェブ記事では、文化的なニュアンスが捉えられていないと思いました。こんなタイトルになっていました。
バイデン米大統領、記者に暴言 インフレ長期化でいら立ち?
私の解釈です。
バイデン氏が悪態をついたという件ですが、米国民であれば、知っているので注目する点は
バイデン氏にインフレについて聞いた記者が、フォックスニュースの記者であるということです。フォックスニュースは北朝鮮で言えば、プロパガンダ担当の国営ニュースみたいな存在です。米国の保守系、クレイジー系のための放送です。
保守系と言うと、本当の保守思想に失礼です。クレージー系とだけ言ったほうが良いですね。
ですから、そもそも、確かにフォックスニュースは、普段からクレイジーなのです。
だから、クレイジーに悪態をついたわけですから、大した事件ではありません。
次に、記者の質問が、「中間選挙に向かう上で、インフレはライアビリティーか(つまりインフレで不利になるか?)」と言う質問自体が、当たり前すぎます。
つまり、1+1は2ですか?
と言っているのと同じです。
米国の冗談で、当たり前のことを言ったことをからかうジョークのジャンルがあります。例えば、家に来た人がピアノを見て、「お、ピアノですか」と聞いて、(それが当たり前すぎてばかばかしいので)、「いや、これコーヒーテーブルです。」と答える、、、そんな冗談のジャンルがあるんです。
この動画では有名なコメディアンが、そのネタを披露しています。
そして、そう言った後で、HERE IS YOUR SIGNと言います。
はい、こちら看板です、、と言う意味です。その看板には、「私はバカです」と書いてあると想像してください。あなたは大バカ者ですから、この看板をつけとけ、、ということです。(実際に看板はありません。言葉で言うだけです)。
さて、FOXニュースの記者の話に戻りますが、
インフレで選挙が不利になりますか?
と言う質問に対し、
いや、インフレは俺のアセットになる(得になる)、、、アフォだなこいつ。
とバイデンさんが言ったわけです。
米国には、そういうジョークがあるんです。
そういえば、私が大学院の時に、友人(仮名 トム)がこんな話をしていました。高校生の時に日本からの留学生(女性 仮名 はなこ)が来ていたので、彼女に対してジョークを連発していたそうです。
こんな風に冗談を言っていたそうです。
トム はなこ、日本には自動車があるの?
はなこ え?え~と、え~と、、、うん、ある
トム はあこ 日本には水があるの
はなこ え?え~と、え~と、、、うん、ある
良く考えると、日本でもボケとツッコミというのがありますが、
米国でも、とてつもないボケ方があるんです。
さて、最後に、、「英語喉」は、英語の発音と聞き取りの向上のためのメソッドです。ぜひ試してみてください。英語をマスターするための情報発信をしています。こちらにご登録をお願いします。
英語喉という方法を基本として、英語力をつけるためのプログラムを色々と用意しています。