見出し画像

英語の成績がいい人=英語が喋れる人ではないワケ

英語の習得には、理解可能なインプットが欠かせません。

だけど 「理解可能なインプット」に
デメリットがないわけじゃないんです。

第二言語習得論の学者の誰も異議を唱えない
言語習得に絶対必須の前提条件=理解可能なインプット

とはいえ、万能じゃない・・・。

そのデメリットとは?

<デメリット1>
すぐに目に見える成果が出ない 。

何ヶ月か大量インプットをしたからといって、
英語力の明らかな伸びを実感できるわけではありません。

Nation 博士は、
最低でも年間30万〜50万語の読書量、
または週に1冊のペースでグレーデッド・リーダーを2年間読み続けることを推奨しています。

そこで、今現在多読クラブに参加している方で
年間50万語達成した時、
同じく、100万語を達成した方に
「何か成果や成長が感じられますか?」
と質問しているのですが

「以前より長文へのハードルは下がった気がする」

といったポジティブな感想を寄せてくださる方が
チラホラ。

ほとんどの方は、
「あまり成果を感じられない」との回答なのです。

日本人は、完璧主義で
高い目標を自分に課す人が多い民族なので
多少読みやすくなったくらいでは
「成果とは言えない」
と思う気持ちもわかります。

でも、
「50万語も読んだのに、これといった成果が出ないから、やめてしまおう」
そう思うとしたら
とてももったいないことだと思っています。


<デメリット2>
習得には、単語も文法も意味が分かるレベルのものを
大量に読んだり聞いたりすることこそ大事なのですが
「簡単すぎて勉強した気がしない」
と実行してもらえないことが多い点です。

この<デメリット2>は学校英語の弊害だと思っています。

英語の学習とは、
単語も文法も難しい英文を
辞書を片手に精読すること
ー そんなイメージありませんか?

もちろんまじめな「勉強」も必要です。

でも、
「まじめな勉強」だけじゃ、
使えるようにはなれないことが
第二言語習得論でわかっています。


「習得」に至るには、

・「もう知っている」
・「易しすぎる」
と感じる英文に
様々な角度からアプローチし、
単語も文法も無意識に使えるようになるまで繰り返し
体に落とし込むトレーニングが必要です。

知識が頭にあるだけの状態では、

・「相手をどう説得しようか?」とか
・「話の落とし所をどこにしよう?」

などと考えたりしながら、同時に

・適切な単語を脳内辞書から素早く探し、
・文法的に正しく組み立て、
・相手に通じる発音で発声する

なんて芸当を
瞬時に行うことは不可能なのです。

日本語では当たり前のように行なっている会話ですが、
会話とは、実は上記のようにかなり複雑な作業。

そんな複雑なスキルを
英語で身につけようと思ったら
素材となる英文を簡単なものにし、練習した方が効果があがるのです。

『タスクが難しい時は素材は簡単に』が鉄則です。

そうアドバイスをしても 
結局、難しいものに手を出し
・「勉強しているのに喋れない」
・「成績が伸び悩んでいる」

と悩む人が後を絶ちません。

でも、思い出してみてください。
学生時代の「勉強」で話せるようになるなら、
卒業時が一番ペラペラだったはず。

学生時代の勉強でペラペラになれなかったのですから
同じ学習を続けても
使いこなせるようにはなれないのです。

あなたの努力が足りなかったのではなく、

学校の学習方法が
受験を目的としていたもので、
話すために必要な力を伸ばす学びではなかったから
話せるようになれなかった
それだけなんです。


聞き取れない、話せない悩みを解消するには、
「コミュニカティブアプローチ」で
4技能を満遍なく学び直す必要がありますが、

まずは、言語習得の基本であるリスニングから行うと効果が早く出ます。

「音声知覚の自動化」ができるようにトレーニングし、
脳内のワークスペースを
話の内容に割ける状態にすることが第一歩。


詳細は
「無料のリスニング力倍増計画」1dayセミナーへどうぞ。

  ↓↓↓

https://mailchi.mp/eigonavi/kavadnposu