64年ぶりの外の世界。人間は変われる?
先日、
ネットでニュースを
チェックしていて
見つけた記事。
64年ぶりに
刑務所を出て
外の世界に戻った、
無期懲役囚、91歳。
殺人を2回も犯し、
刑務所に入ってからも
荒れ放題だった。
そんなワルが、
こんな風な
人間になって出てきた。
でも、
彼の写真から見て取れる、
いや、
感じ取ることができる、
彼の爽やかさ、やわらかさ。
64年に及ぶ
刑務所生活をしたことが
もちろん影響しているだろうが、
長い年月の、
色々な出来事、
心の変化、
様々な要素が
織り交ざって
こんな風に彼を仕上げた。
人間は、変われる。
そして、
その例、
”人間は変われる”を
外の世界に知らしめるために
彼は無期懲役から
外へ出してもらった。
私には
そんな気がしてならない。
全然違うかもしれないけれど。
そうやって、
私が思わず、
この記事に
グイグイと
引き込まれた理由は・・・、
64年という時の長さ、
(入所した時は1958(昭和33)年、
東京タワーが完成した時、
彼は25歳だったそう)
二人の人を
別々の時期に
殺したという殺人犯、
(それも
二人目を殺したのは
刑務所の中。)
無期懲役で
刑務所に入っても
出てこれる事もあるということ、
そして、何より、
私はこの方の
写真に驚いたから。
え?91歳?
何?このお肌の綺麗さ!
そして、
写真からでも
しっかり伝わる、
彼の雰囲気の
爽やかさ、柔らかさ、
やさしい笑顔。
とても過去に
そんな悪行をした人間の
雰囲気には感じない。
記事には、
どんなに彼が”ワル”だったかの
経歴が書いてある。
10代の頃、
自然と素行の悪い
友達とつるむようになり、
1950年に多摩少年院に入る。
その後も窃盗や詐欺、
覚醒剤使用を繰り返し、
20歳で初めて刑務所に送られる。
25歳の時に、
自分との約束を破った
上司を殺害。
そして、
無期懲役を言い渡され
刑務所に入った。
そうやって
刑務所に入ってから、
たった半年後に
刑務所で知り合った、
自分と同じ受刑者を殺害し、
2回目の無期懲役判決を受ける。
「無期なので
どうせ出られないと思っていました」
収監されると
開き直って、
さらに刑務所でも
悪事を色々はたらき、
服役中にも
別の実刑判決を受けていたそう。
そんな、
明らかに反抗的で
荒れていた彼は、
手に負えないことも
多々あったらしく、
時に、
保護房と呼ばれる、
布団だけの一人部屋に入れられて、
両腕を背中で固定された状態、
または、
お腹の前と背中の後ろで
片腕ずつを固定の状態で
半年間も過ごした事もあるそう。
きっと
自分は獄死するだろうと
覚悟していた彼は、
「惨めな人生で終わりたくない」と
腕立てや腹筋などの
筋力トレーニングは
欠かさなかったという。
筋肉を
若く健康に保つことは
やっぱり、
明るい未来に
欠かせない要素だね!
タバコやアルコール、
暴飲暴食や夜更かし、
その他とは無縁の
刑務所生活を
長年送ったからだろうか、
”皮肉的だが
今も足取りや
話し方は若々しい”と、
インタビューした記者は書いている。
刑務所生活だから、
ストレスはかなりあると思うが、
それでも、
男性にしては長生きだし、
こんなにも若々しく
爽やかなエネルギーをまとって
91歳で外の世界に戻ってきた。
なぜ仮釈放が許されたのかは
稲村さん自身にも
知らされていないらしい。
人を殺すことは
もちろん
許されるべきことではない。
けれど、
この彼の例で、
人は変わることができ、
内面に持っているものを
その人の外側に
雰囲気として表せる。
こんなにも
爽やかなエネルギーを
醸し出しているのを
写真でも感じることができる。
それが
わかった記事でした。
あと、
昭和30年代から、
今の時代に
いきなり出てきて
TVからなど、
何かしら情報は得ていたとしても、
かなりのタイムスリップ感が
あったのでは?
・・・などなど、
いろんなことを
考えさせられる記事でした。
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