カンコばあちゃんのEIGO知恵袋3 〜[ i:]の発音はこの6つを覚えて〜
英語指導歴45年、いえ、それ以上…。その間、英語学習法の講演も多数行い、好評を頂きました。私の終活の一環とでも言うのでしょうか、皆さんにお役立て頂きたくて、講演内容を整理して「カンコばあちゃんのEIGO知恵袋」として連載させて頂いています。
[ i:]の発音のスペルは6通り
今回は[ i : ](イ–)を伸ばしたような音に発音される文字です。
[ i : ]は私の認識では6通りあります。
(1) ea
例)eat, tea, teacher, meat, read, clean, cream, team, jeans
(2) ee
例)meet, tree, three, green, screen
(3) ie
movie, believe, field
(4) ei
例) receive, ceiling
(5) eo
例) people
(6) e
eve, even, evening
以上は全て[ i: ]と発音されます。
また ea は他に[ e ](エ)、[ ei ](エイ)と発音されます。
[ e ] と発音する例) head, bread, weather, feather, breakfast
[ ei ] と発音する例) great, steak, break
ところで、ご存知かも知れませんが breakfast は break 「破る」と fast「断食」 の合成語です。夕食から朝食まで12時間くらい食を断っている状態を破ると言う意味です。これを覚えたら breakfirst と間違えて書くことはなくなりますね。発音もbreakfastのbreakは[ brek ]と発音します。
この6通りは、とにかく覚えるしかありません。
指導法としては、「単語の意味は話題の中で覚える!」です。日本語の中でも、よく聞かれる様な馴染みのある単語を例に挙げながら教えます。新しく出てきた単語と、スペルの法則が同じ単語を関連づけて覚えることは、大切ですが、全て覚える様に促すかは、生徒の能力に応じます。教師としては、やたら知識を提供するのは望ましくないと思います。いっぱいいっぱいの人と余裕がありそうな人とは違った対応が必要です。
"Haste makes waste." 「急がば回れ。」😉