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家庭菜園_半農半X_ズッキーニ栽培(うどんこ病予防)

家庭菜園でズッキーニを18株育てており、栽培の記録や注意点などを記していく。うどんこ病の予防・対策についてまとめる。


うどんこ病とは?

結論:菌が葉っぱや茎の表面にうどん粉をまぶしたように繁殖し光合成を妨げる病気
梅雨の湿気が多い時期に発症し、次第に範囲を広げ光合成を阻害する。株を弱らせて枯れてしまうケースもある。
土壌に菌が潜んでおり、雨で土が葉や茎への跳ね返りで広がっていく。密植によって風通しが悪いと繁殖しやすい。

耐病性の高い品種を育てる

結論:種の購入時に耐病性を調べる
うどん粉病に限らず、種にはアルファベットや数字が記載されていますよね?あれば耐病性などを表しており、それに合わせた品種を選ぶと良い。
うどん粉病なら
Powderly Mildewの略でPM
Erysiphe Cichoracearumの略でEC
Golovinomyces Cichoracearumの略でGC
と書いてあることが多い。もしくはもっとわかりやすく「うどん粉病に強い」と記載されていることもある。

下葉刈り、通気性の向上、発症時の対応

結論:発症リスクを排除する
土壌からの菌が弱った株に寄生するのが発症の初期である。マルチングなどをして発症リスクを減らしても、結局は下葉からの発症する。弱った下葉に菌が付着するため、こまめに下葉刈りをするとよい。

また下葉を刈ることで通気性も向上する。特に生産性に重きをおくと密植栽培になりやすい。狭い家庭菜園でも密植栽培の傾向が強い。規定の株間や畝間を開けてい無いケースもよく見られる。通気性は可能な限り高めて病気のリスクを管理する。

さらには発症の初期、斑点状のうどん粉病が見られた時は、迷わず葉っぱを刈る。重度になってくれば、これ以上の拡大を防ぐために株ごと抜いてしまうことも必要である。うどん粉病でも作物はできるし、食用には問題ないが状態がひどければ、収量が落ちたり、来年にも発症リスクが高まるので畑から除外してしまうことがトータルで見たらメリットが高いのである。

木酢液の利用

結論:木酢液を葉に散布し酸度を変えて発症防ぐ、拡大を防ぐ
木酢液をつかって葉面の酸度を変えると菌の繁殖が抑えられる。木酢液を20〜50倍に薄めて葉面にスプレーする。雨が降ると流れてしまうので細かい頻度で実施する。
雨の多い時期に発症するので希釈した木酢液をジョウロでかけることは現実的ではない。そのためスプレーでこまめに散布することが良い。頻度が高ければ防除率も向上するし低ければ防除率は下がる。天候を見つつ理想は2〜3日に一度程度である。


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